生前対策や相続手続き、不動産売却など、相談者に寄り添い円満な相続をサポート（3/3）

相続人全員の代理人として、公平・中立の立場で手続きを代行する遺産承継業務にも注力

　「今はインターネットを通じて、欲しい情報を誰もが気軽に手に入れられる時代。司法書士には手続き代行の処理能力だけでなく、お客さまの心情を推し量り、個々の事情に合わせて、より良い道筋を描いていくノウハウ、そして人間力も必要だと感じています」と古川さん。

　先代から事務所を引き継ぐ際、法人化したのも、サポート力の強化を見据えての決断でした。
　「スタッフが仕事に打ち込める環境がなければ、お客さまに真に寄り添うことはできないという思いから、会社として体制を整えました。司法書士が複数いて、それぞれに部門を持ち目標を立てて達成していく、一般企業に負けないような強い組織を作りたかったんです。成果を出すことでお客さまに還元するのはもより、頑張りに応じた昇給などにより、士気を高めることもできます」

　チャレンジしやすい風土を作ることで、自身もスタッフも視野が広がり、クライアントのニーズをさまざまな角度からくみ取れるように。
　近年は、「何から始めればいいか分からない」「あまりにも煩雑で自分たちの手に負えない」といった相続人全員の代理人として、公平・中立の立場で相続手続きを行う遺産承継業務にも注力しています。

　「高齢化社会が加速する昨今、私たちがお役に立てることがないかを考え続けています。お一人お一人で望んでいることや価値観、家族構成も異なりますから、スタッフ一丸となってしっかりとお客さまに向き合い、みなさんが笑顔になれるご提案をしていきたいですね」

（取材年月：2023年6月）

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