夫や妻の浮気
夫婦関係のカウンセリングで良く聞く愚痴です。
「うちの夫(妻)はごめんなさいを言わないんです」
私は「ごめんなさい」と「ありがとう」は魔法の言葉だと思っているので、沢山使えば人間関係も良くなるのにもったいない人たちが沢山いるんだなと感じています。
「ごめんなさい」を言えない人ってどんな人?
「ごめんなさい」はシンプルな挨拶とコミュニケーションの手段の1つです。
子どもの時にもそう教えられているはずなのに言えない人ってどんな人なんでしょうか?
簡単な挨拶として使えばいいのに頑なに言わない人の心理とは?
1つは「挨拶」さえもめんどくさいと思っているめんどくさがり屋です。
ものすごく合理的な考え方・無駄を排除する考え方も眠っています。
特に夫婦間では不必要なコミュニケーションだと思っているのかもしれません。
自分の迷惑行為を軽視しているような道徳心が欠如した人も居ます。
2つ目は子どもの頃に親がちゃんと教えてくれなかった。
蛙の子は蛙・三つ子の魂百までということわざがある通り、「ごめんなさい」が言えない人の親もまた、同じような価値観でいることが多いです。
親自身が「ごめんなさい」を言わない生活をしているので、子どもに言葉の大切さを教えてこなかったからです。
もしくは本当に悪いことをしたとき以外は安易に謝罪すべきではない、というように「ごめんなさい」を謝罪の時に限定して使う言葉で、めったに使わない言葉として認識しています。
親を見てみてみるとわかるかもしれません。
「ごめんなさい」を言えない相手をどうしたらいい?
人を変えることはできません。
ましてや長年の習慣で培われた価値観は、本人が自覚して努力し続けない限りは変えることはできません。
でも、子どもの教育上良くないと考えるのも親心です。
そんな時には相手に期待しないで、「ごめんなさい」を上手に使える自分が子どもに教えてあげてください。
「夫や妻がが言わないから自分も言わない」ではなく、自分はコミュニケーションの手段として使い続けましょう。
出来ない相手に強要することはできないし、そうしようとすると夫婦関係が悪くなります。
人の行動には必ずその人なりの意味があります。
「ごめんなさい」が言えないからといって、悪い夫(妻)のレッテルを貼らずに、その人なりの行動の意味を理解してあげましょう。
相手と自分との違いを考えると少し楽しめるかもしれません。
夫婦でも違って当たり前。
どちらの価値観がマイノリティであるとか気にしないで、マジョリティな相手のこだわりも尊重できるといいかもしれません。



