家族関係でストレスをつくらなためには「ない」に目を向けない
私のカウンセリングは「選択理論心理学」を基本にして行っています。
「選択理論心理学」とは?
「選択理論」は、アメリカの精神科医ウイリアム・グラッサー博士(1925-2013)によって提唱された心理学。
1965年リアリティセラピー(現実療法)というカウンセリングを重ねる中で生まれた理論です。
リアリティセラピーが他の療法と大きく違うのは、その人の過去ではなく現在に焦点を合わせて、より良い行動の選択をできるようにすることで問題の解決を自分自身でできるようになるという点です。
人は悩みを抱える時には出来事のせいにしたり、周りの人のせいにしがちですが「自分」に焦点をあてて、「できること」と「できないこと」を見分けて整理することで問題の解決が見えてきます。
また「選択理論」では人生の悩みや不幸感のほとんどの要因は「人間関係」にあると言っています。
実際にはカウンセリングをしていてもそれを感じます。
家族問題のカウンセリングでは・・・
夫婦のコミュニケーションがうまくいっていない
嫁姑問題
子どもの教育の問題
などの相談が良く寄せられますが、すべて「人間関係」の修復が必要です。
特に夫婦のカップルカウンセリングでは、お互いが相手の話をちゃんと聞かずに自分が正しいと意見を押し付けあったりしているので話し合いにすらならずに拗れているケースが多いです。
外的コントロールとは?
そんなカップルにまず最初に理解して欲しいのが「外的コントロールしないでね」ってことです。
「選択理論」とは反対側にある「外的コントロール心理学」とは、人間の行動は外部からの刺激に反応することによって起こるという考え方です.
外的コントロールには、以下の3つの信条があります:
1.私は外側からの簡単なシグナルに反応して行動する。
2.私は人がしたくないことでも、自分の思うようにさせることができる。他の人も、私の行動、思考、感情をコントロールすることができる。
3.私の言うとおりにしない人を馬鹿にし、脅し、罰を与える、あるいは、言うことを聞く人に褒美を与えることは正しいことであり、私の道義的責任である。
こう思って、人と付き合っていると「致命的な7つの習慣」を良く使っています。
致命的な7つの習慣とは?
1.批判する
2.責める
3.罰する
4.脅す
5.文句を言う
6.ガミガミ言う
7.褒美でつる
これらの習慣は、人間関係を悪化させる原因となります。
やらないように心がけましょう。
身に着けたい7つの習慣
良好な人間関係を築くために身につけたい7つの習慣
1.支援する
2.励ます
3.傾聴する
4.受け入れる
5.信頼する
6.尊敬する
7.交渉する
こちらをパートナーとの生活の中に取り入れる努力をしましょう。
「外的コントロール」を手放すことは意識しないとなかなかできないので、私はこの「7つの致命的習慣と身に着けたい7つの習慣」を紙に書いて、デスクの前に貼ってあります。
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