夫源病(ふげんびょう)の解決方法
バウンダリー(心の境界線)とは?
皆さんは自分の心の境界線を意識したことがありますか?
「バウンダリー」と呼ばれます。
「バウンダリー」は自分と他人を区別する、間に見えない境界線で、人間関係の課題を解決する上で重要な考え方です。
人間関係で距離感を上手くつかめない人は、この「バウンダリー」を理解して、ひき方を学ぶことが大切です。
・他人の問題を自分の問題にしないこと
・他人の責任を自分の責任にしないこと
・他人がやるべきことを自分がやらないこと
バウンダリーがちゃんとひけていないと問題がおこります。
例えば恋愛・家族・友人関係ではこんな問題です。
・仕事も家事もほとんど私がやっている
・私が相手の言うことばかり聞いて、相手はやってくれない
・負担量が明らかに自分のほうが多い
・相手のニーズをかなえているのに相手はニーズをかなえてくれない
・相手が暴力をふるう
・子育てはすべてパートナーに任せている
・家庭のことはすべてパートナーに任せている
・お金の使い方はすべてパートナーが決めている
・パートナーの頼みを断れない
・パートナーの言いなりになっている
・パートナーに頼みごとができない
・頼まれてもいないアドバイスをする(される)
・いつも遠距離恋愛
・いつも不倫関係
・相手に本音が出せない
・本心、素の自分をさらけ出せない
・つい、おせっかいをしてしまう
・相手を助けないと気が済まない
・相手の役にたっていないと気が済まない
・やりたくないことを押し付けられても断れない
・友人なのに上下関係になっている
どうでしょうか?
あなたには思いたる節はありませんか?
課題の分離(アドラー心理学)的考え方
私はアドラー心理学の「課題の分離」が好きです。
心の境界線を意識するときには、これがとても役立つ理論だと思います。
私はアフリカ人と国際結婚しているので、ついつい相手におせっかいを沢山してしまっていました。
外国人なので日本で生活しているとわからないことやできないことが多いからです。
心配からくる先回りのおせっかいなのですが、結果、自分のストレスを作ってイライラすることが多かったので、「バウンダリー」を意識することはとても大切なことだと思います。
パートナーが何か問題を起こしたときには心の中で
「それは私の問題だろうか?」
と常に考えることを意識しています。
自分の問題ではないことにはできるだけ口を出さないし関わらない。
相手の問題を気にしてしまうのが私の課題なので、気にしないようにする。
これが「課題の分離」であり、心の境界線「バウンダリー」の意識です。
世の中には人の世話を無駄にやいて、それをストレスにしている人が沢山います。
そういう人こそ、バウンダリーをしっかりと意識しましょう。