カウンセリングを受けるタイミング

テーマ:カウンセリング

心が脱水症状になるまえに



最近、熱中症対策で「のどが渇いてから水分補給では遅い」と教えています。
水分が体に吸収されるまでに30分かかるので、早めに水分補給をしないと脱水症になると言われています。

これを聞いたときに、私はカウンセリングも同じだなと思いました。
カウンセリングの方がプラス思考を形成するのに時間がかかるので、早めの予防対策をしないと大変なことになります。

しかし、大変なことになってから相談に来る人が多いのが現状です。

「もっと早くに相談に来てくれたら良かったのに」
「こんなに辛くなるまで一人で頑張らなくても良かったのに」
とカウンセリングをしていて感じる人が沢山います。

心の病気は体の病気とは違って、自力でなんとかなってしまうと思っている人が多いのだと思いますが。心が病むと体にも不調が訪れます。
だから「心身の健康」と言われるのです。

ギリギリまで我慢してしまう人が多いのは、相談に来るタイミングが示されてないからなのだと思いました。

熱中症の注意のように誰かがカウンセリングに来るタイミングを具体的に教えてくれないと皆さんはわからないのかな?と思いました。

カウンセリングを受けたほうがいいタイミングは、一番は今の状況に嫌気がさしたときや、自分自身が変わりたいと感じたときです。

・人生が上手くいっていないと感じたとき
・何をやっても上手くいかないと感じるとき
・精神的に(気持ち的に)八方ふさがりだと感じたとき
・イライラ、モヤモヤが爆発しそうなとき
・心配事があるとき
・不安や悲しみが大きいとき
・自分が嫌いになりそうなとき
・自分が変わりたいと思ったとき
・過去に拘りたくないと思ったとき
・今の状況や環境に限界を感じたとき
・前に進みたいと感じたとき

こんな状況が3日も続いたり、一日の大半をネガティブな思考に支配されていると感じた時がカウンセリングを受けるタイミングです。

・頭痛がする
・涙がとまらない
・動く気力がない
・どこかが痛い
・体がだるくて動けない

心の不調だけではなく、体調不良にまでなってしまっていたらさらに手遅れです。
その前に心のSOSに気が付いてください。

カウンセリングは治療ではなく予防



「こんなことで相談していいんだろうか?」
と思う人もいるようですが、相談したいと思った時がいいタイミングです。

例えば私は少しでも「風邪かな?」と感じたら、早めに風邪薬を飲みます。
市販の風邪薬こそ、こじらせてしまってからでは効かないので予防に使っています。

カウンセリングも予防に生かして欲しいと思います。

愚痴りたい、話してすっきりしたいと思った時がいいタイミングです。


私のカウンセリングでは「100日カウンセリング」というオリジナルの手法を使って継続的に前向きな思考習慣を作り、自己肯定力を上げていくトレーニングをしています。

カウンセリングこそ、1回で解決するものではなく継続して心が丈夫になっていくビタミン剤のようなものだと思ってください。

カウンセリングは高いというイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、一定期間カウンセリングを続けることで身に付く問題解決能力があります。

身に着けた問題解決能力は、似たような問題に直面した時に今度は自分で解決できるようになります。

そう考えたらしっかりと見につけるまで継続して欲しいと思います。

早めに気が付いた人のほうが効果が早く出やすいので、このカウンセリングを受けるタイミングを間違えないように心がけてください。

もっと気軽に「この気持ち、カウンセラーに聴いて欲しい」と思ってくれたらいいなと思います。

特に「100日カウンセリング」を卒業した人たちは、自己解決ができると思うので、ぎりぎりまで悩んでリバウンドしてしまったりする人もいます。

卒業後にも気軽に定期的にビタミン剤を補給してくださいね。

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新川てるえ
専門家

新川てるえ(カウンセラー)

新川てるえカウンセリングオフィス

家庭問題カウンセラーとして30年以上の実績があります。「選択理論」をベースにしたカウンセリングで、夫婦問題専門。他、日本では専門家が少ない「ステップファミリー」や「国際ロマンス詐欺」の相談も可能です。

新川てるえプロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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