夫婦の会話がないというお悩み
女性は「共感脳」男性は「解決脳」
「夫は全く共感してくれません」
そんな愚痴をカウンセリングでは日常茶飯にお聴きします。
これには理由があります。
女性は「共感脳」、男性は「解決脳」で生きています。
女性の会話は共感キャッチボール形式です。
「ちょっと聞いて」
「どうしたの?」
「この間こんなことがあってね・・・」
「えーそれはひどいね」
「ひどいよね?」
「うん、うん、ひどいと思うよ」
とこんな感じで会話が進みます。
男性の会話は解決脳形式です。
最後まで相手の話を聞きながら解決策を常に考えています。
「ちょっと聞いて」
「うん」
「この間こんなことがあってね・・・」
相手が話終わるまでひたすら無言で待つ。
待つ間にどう回答しようか考えている。
「それはこうしたらいいんじゃない」
「それは僕に言われたもわからないよ」
とこんな感じで進みます。
結果、夫になんか話さなきゃよかった。
いつもいらぬアドバイスばかりして、ひどい時には自分の話にすり替えてくる。
夫婦の会話のカギは「共感」
これは女性脳と男性脳で作られている会話の特徴です。
だから意識してトレーニングしないと改善できません。
カウンセリングで男性の相談者が言いました。
「急に離婚といわれました。彼女は一人で育児をしている気がすると言いますが、
私は家事も育児も分担してやっています。いったい何が足りないのでしょうか?」
子育てのストレスは産後ウツになりやすく、多くのお母さん達はストレスを抱えながら頑張っています。
夫婦は子育てについてどんな会話をしているでしょうか?
家事や育児を手伝ってはいるものの、妻のストレスを受け止めるような会話がない夫婦が問題を抱えやすいです。
カウンセリングでは「共感力」についてトレーニングします。
特に男性はトレーニングしないとできるようにはなりません。
まれに上手に共感できる男性がいますが、聞いてみると心理学やコーチングなどの学びを経験しているからです。
妻の話を共感して聴くこと。
とにかくしっかりと話を聞いて、相手の気持ちに共感すること。
「どちらの服が似合うと思う?」
「赤い服!」
と答えるのではなくて
「君はどちらが似合うと感じてるの?」
「赤かなぁ・・・」
「うん、僕もそう思うよ」
これが共感のある会話です。