「国際ロマンス詐欺」被害のあとにカウンセリングを選ぶタイミング

国際ロマンス詐欺とは？

国際ロマンス詐欺とは海外からの恋愛・結婚詐欺です。

SNSに架空のプロフィールを装い、赤の他人のSNS等から盗んできた写真を利用して、実在しない人物を作り上げて人を騙す悪質な国際的な詐欺です。

この詐欺の恐ろしいところは、彼らは良くできたマニュアルを持っていて組織的に行っています。
人を騙すために信頼させるツール（メール定型文・偽造画像・偽造HP・偽装ビデオ等）を沢山持っているし、心理的にマインドコントロールしていく手法も良く知っています。

出会ってしまったら最後、なかなか気づけないままにマインドコントロールされていくのがこの詐欺の恐ろしいところです。

どんな人が騙されるのか？

日本人は優しいので見知らぬ人からSNSにメッセージなどが届くと、お返事を返さなくてはいけないと思ってしまう人が多いようです。

「誰かと間違えていませんか？」
と返事を返したことが詐欺師とのやりとりのキッカケになってしまったと、言う被害者の方もいました。

そう考えると出会いのキッカケは誰にでもあるということです。

そして、心に何らかの弱さがあるときに騙されやすくなります。
・シングルマザーでひとりの子育てが不安
・夫婦関係が上手くいっていなくて不安
・老後のことを考えると不安
・仕事がうまくいっていなくて不安
・漠然とこのままでいいんだろうかと不安

などなど、心に不安が全くない人はそんなにいないと思います。
そんな不安につけこんでくるのが詐欺師たちです。

「大丈夫、僕（私）があなたに一生寄り添っていくよ」
「2人で幸せになろう」
そんな甘い言葉で、少しずつ2人の関係を深く築いていきます。

会ったこともない人なのに？
おかしいと思わなかったの？

渦中にいるときに気がつけないのは、そんな心の弱さに寄り添ってくれる相手を疑わない気持ちからです。

自分の中にある心の闇に向き合う

被害者の方を相手に、私はカウンセリングをあまり強くお勧めしたりはしません。
なぜかというと詐欺により大金を失っている人が多く、カウンセリング料金を躊躇する人が多いからです。

時間が解決することもあると思うので、私の書いているブログを読むなりして自己解決をおすすめしています。

ブログはこちら

でも、考えて欲しいのは、詐欺被害を誘引した「根本的な原因」についてです。

これを克服しておかなければ、この先も別の詐欺被害にあったり、人に裏切られたりします。

・自己肯定力が低い
・自己決断力がない
・自分が嫌い
・夫婦関係が上手くいっていない
・過去のトラウマを引きずっている

カウンセリングで解決しなくてはいけないのは上記です。
そこに気が付いて、克服したいと思った人にはカウンセリングをおすすめします。

お金がかかるから・・・
と躊躇しているうちは、詐欺被害のストレスに目がいっているときだと思うので時間で解決できると思います。

しかし、この根本的な原因を解決したいと思ったら、癌になって病院に行くのと同じようにプロの力が必ず必要です。

気がついたら、カウンセリングに来てください。
ちゃんと直しておかないと、大変なことになる！と思った時です。