夫源病(ふげんびょう)の解決方法
なぜ、夫や妻はいつも不機嫌なのか?
結婚生活も10年を超えると夫婦は会話が少なくなる傾向にあります。
阿吽の呼吸(あうんのこきゅう)と言ってお互いの呼吸があっていて、言わなくても意思の疎通がとれる場合には問題にはなりません。むしろそんな夫婦は羨ましいです。
カウンセリングに来るご夫婦の多くは、阿吽の呼吸ではなく、会話がないことにストレスを募らせています。
特に妻側が会話のない夫に怒っています。
「夫は何を言ってもダンマリで、何を考えているのかわからない」という方が多いです。
共通の楽しい話もなく、私だけが気を使って一方的に話しているけど、夫の反応が薄い。そしてそれを夫に言うとさらにダンマリしてしまって無視をするようになるなど、愚痴は止まりません。
そんな夫の言い分を聞くと
「妻はいつも不機嫌で話をする気になれない」
と言います。
夫のダンマリを作り出してしまっているのは誰だと思いますか?
そんな妻自身です。
さらに、会話の少ない夫に聞くと
「妻は何を言っても否定ばかりする」
「言っても無駄」
と言います。
結婚当初はそんなことなかったはずです。
お互いの興味のあることに自分も興味をもって、話を聴いたり、相手の価値観が違うと思っても頭ごなしに否定したりはしなかったのではないでしょうか?
夫婦関係を悪化させる悪い習慣
選択理論では、人間関係を悪化させるいくつかの習慣をお教えています。
文句を言う
脅かす
責める
罰する
批判する
褒美でつる
ガミガミ言う
無視する
などを続けると人間関係は悪化していきます。
そして、話をしたくなくなります。
まず、この悪い習慣を辞めることです。
夫を否定的にみたり、会話が少ないことにガミガミ文句を言ったりする習慣を辞めましょう。
男が好きな話と女が好きな話
男性の好きな話と女性の好きな話は違います。
男性の好きな話は
1.仕事の話
2.過去の栄光
3.少ない趣味の話
4.人生論
女性の好きな話は
1.子育て
2.買い物情報
3.旅行やグルメ
4.キャリアアップ
5.噂話
そう考えると、夫や妻の話がつまらなく感じるのは仕方がないことです。
相手が好きそうな話に耳を傾ける、
興味を持って質問する。
意識してそれをする努力がとても必要なんです。