2013-10-17掲載 【できるプレイングマネジャーのイメージ戦略】
こんにちは、千葉 海浜幕張のイメージコンサルタント・ビジネスマナー講師、城戸景子です。
2014年2月28日、JIJICOに掲載された記事です。
小泉進次郎氏、同年代男性からも支持を集める理由
先日発表された「好きな政治家ランキング」。
昨年まで1位の小泉純一郎氏に代わり、今年は息子の小泉進次郎氏が1位の座を獲得しました。
この結果で注目すべきは、アンケートの対象者が30代40代の男性という点です。
もしも対象が女性ならば、「イケメンだから」という理由が多数を占めても不思議ではありません。
しかし、同年代男性の支持を集めたのには、それなりの理由があります。
政治家は常に多数を対象に、自分自身をアピールしなくてはいけません。
「じっくりと人柄を知ってもらう」といった悠長なことは言っていられないのです。
そのため、政治家にとって、イメージはまさに命綱です。
小泉進次郎氏のイメージを表すキーワードを挙げるなら、
「優等生、正当、情熱、爽やか、育ちの良さ」でしょう。
これらの自分自身のイメージを熟知し、そのイメージから逸脱しない点が、
彼の魅力に安心感を与える大きな柱です。これは「パーソナルブランディング」の基本。
「私はこんな人」というパーソナルブランドを周知徹底させるイメージ発信を成功させています。
見た目もスピーチも「基本を守る」ことが魅力の源に
小泉進次郎氏の「見た目」を例に挙げてみましょう。
サイズが合った濃紺のスーツに白シャツ、紺系か赤系のネクタイ。
これらは清潔感を重視した「基本」のスーツスタイルです。
これは先に述べた彼のイメージをそのまま体現しています。
常に「基本」のみを追求する着こなしは見事です。
イメージに影響を及ぼす要素とその割合は、
「見た目が55%」「話し方・声が38%」「話の内容が7%」といわれています。
彼の「話し方・声」も、その魅力を増す役割を果たしています。
低く力強い声に加え、歯切れよく、聞き取り易いスピードで話します。
さらに「難しい言葉は使わない」「短い文章」「実際のエピソード」
「体言止め(文末を名詞で止める)」「まばたき回数を抑える」といった特徴が、
日本一演説が上手い政治家と言われる所以です。
実は、これらはすべてスピーチの基本。
「見た目」と同様、「基本を守る」ことが彼の魅力の源と言えます。
また、政治家として4代目である進次郎氏にとって、
それが大きなプレッシャーのひとつであることは想像に難くありません。
しかし、境遇に甘んじることなく、地に足を着けた努力を続ける姿勢も評価されるべきでしょう。
加えて、「続ける」というキーワードが浮かびます。
基本的なことを尊重し、それを続けていることが好感を呼んでいるのです。
ビジネスシーンにおいても重要なパーソナルブランディング
小泉進次郎氏の魅力を分析すると、ビジネスパーソンが参考にすべき点が見えてきます。
まず取り組みたいのは、パーソナルブランディングです。
自分のイメージを知り、自身の魅力を知ることから始めましょう。
人にどのようなイメージを与えるかは、ビジネスシーンにおいても重要です。
「パーソナルブランドを確立し、そのイメージをぶれることなく発信し続ける」。
これが人との差別化を実現します。
即効性があるのは、「見た目」に自分のイメージを反映させることです。
服装や身だしなみが、パーソナルブランドを表しているかチェックしてください。
そして、「見た目」と並行してパーソナルブランドを軸にした「話し方・声」「話の内容」を
工夫していきましょう。
「自分自身のイメージから逸脱しない」「ぶれずに続ける」。
この二点が、小泉進次郎氏に学ぶべきポイントではないでしょうか。
最後までコラムをお読み下さいまして、ありがとうございました。
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成功するビジネスマナー 《サクセス マナーズ》 まぐまぐより、毎週火曜日発行
(社)ジャパン・パーソナル・ブランディング協会認定イメージコンサルタント ビジネスマナー講師
ミューズ・ブランディング・アカデミー(株)千葉校 校長