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野田亮

「満室経営」にとことんこだわる空室対策の専門家

野田亮(のだりょう) / 不動産業

アールフィールズ株式会社

コラム

時代とともに変化する価値観

2021年10月11日

テーマ:空室対策

コラムカテゴリ:住宅・建物

コラムキーワード: 収益不動産不動産管理

イメージが難しいかもしれませんが、現在の若い人たちには
自分の資産を持たない価値観というのが増えています。
価値観は常に変化し、十人十色ではあるものの資産を持たなければどうするのか?というと、その時々の時代に合わせた道具を借りるのです。
つまり、「Timely」なものを「シェア」するわけです。
こういった時代背景から価値観の変化が起因し「シェアハウス」が注目を集めているのです。

変化した価値観に「Timely」に対応できる賃貸へ

賃貸料が高くても選ばれる理由が、ここにあります。
世代の若い入居者が求めているものは、自分の資産だけでは満足できない部分をシェアすることで補い、その時々の価値を存分に味わうことです。
物はいつか壊れ、ファッションはすぐに変化し流行は季節ごとに変化します。
その都度新しいものを購入するほどの予算もなく、楽しめない世代は「シェア」という新しい価値観を生み出しました。その瞬間の「Timely」という「見えない価値」で賃貸住宅の質が上がっていることを現在の入居者は求めているのです。

モノを「持たない」「買わない」若者たちが急増中

近年、「ミニマリスト」という言葉をあらゆるメディアで取り上げられるようになりました。
2015年には「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」という書籍が発売され、話題にもなりました。
「最小限のモノしか持たない暮らし」を実践している「ミニマリスト」な若者が増えています。
これは果たして一過性のブームなのでしょうか?
私はこの「ミニマリスト」という流れは「必然」だと捉えています。日本の経済を成長させてきた大量生産・大量消費というシステムですが、その根底となる素朴な疑問として「もう十分あるじゃん」「これ以上もう必要ないよね?」と考える若者が多く存在するのも頷けるのです。
つまり、もう十分にモノを持っているのだから、「買う」のではなく、必要なときは「シェア」すればいいじゃないか。と若者が考えるのも当然の流れなのです。

「シェア」することで作る「Timely」の重要性

最新家電や最新機器を使い放題の「シェア」という価値観は、これからより更に注目度を上げていくものとなるでしょう。流行は常日頃変化し、家電や電子機器といったものの進化は非常に目まぐるしいものです。
かといって、自分の資産として持つには高価すぎるし、すぐにすたれてしまう流行に高額な金額を投資することは難しいでしょう。
そんな時に「Timely」を満足させる手段として「シェア」という方法が選ばれているのです。

では「Timely」を賃貸物件に付属させた価値とは?

「難しくてわからない」「最新機器は使い方も知らない」「だから手を出さない」というのは、付加価値をつけるチャンスを失ってしまいます。
取り揃えられた最新グッズ、最新機器というのは非常に魅力的です。そのためには、時代の最先端を取りそろえている必要があります。賃貸物件の資産価値をあげるためのシェアという概念は、思った以上に初期投資は必要になるかもしれません。
しかし、それ自体もレンタルしてしまうことで最小限に出資を抑えることも可能になる時代が来るでしょう。自分ひとりでは買えないもの・そろえられないものが充実した賃貸物件は、広さが狭くても立地が少々悪いとしても、その付加価値は高く評価されています。

変化した価値観み「Timely」に対応できる賃貸へ

個人を重んじるパターンの価値観である場合、シェアという価値観は受け入れられない可能性のほうが高いでしょう。しかし、パーソナルをより重んじる場合は、それなりの資産があり、充実した年齢である可能性が高いと言わざるを得ません。
性別問わず結婚というスタイルを選ばない時代に変化しつつある昨今、独身で過ごす期間の長い人も多くなりました。しかし、独身だからといって一生賃貸にという人は少なくなり単身世帯用の分譲マンションを購入するひとが増加傾向にあります。
つまり、ターゲット層は非常に若い世代となるのです。若い世代はパーソナルを重んじるセ愛であり、コミュニケーションが苦手といわれていましたが、それでも様々なコミュニティが活躍しています。共通した趣味や、
マイナーな集まり、そういったシェアが難しいものによる関係性や協力、関係を築くコミュニティは人気が高いという両極端の時代になったのです。
入居者が求めている条件、それは時代の流れに沿った「Timely」という価値観を備えた賃貸物件なのではないでしょうか。

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