発達障害 対処法 に迷ったら⑤~ABA療育とは?~
千葉県、市川市、船橋市の【My Piano room】ピアノ・音楽教室、矢田美麗です(^^)
今日は以下に沿って投稿してみたいと思います♪
発達障害によくあるシチュエーション
前回は突然!違う話をし出すについて書かせていただきました。
これは、「思考が1つに絞られやすい」特性だったり、「今向けるべき注意をどこへ向ければいいのか分からない」といった特性から現れるものです。
本人としては決して「わざと違う話をしている訳ではない」という理解が必要ですし、そのような場面になった時に居合わせた人たちにも、同じような理解が必要になってくるでしょう。
今回もよくあるシチュエーションだと思うのですが、決して「無視」をしている訳ではないのですよ・・・
何かに(遊びなど)夢中になっていて話を聞いていない
「お片付けしてね」「出かけるよ」などの声掛けにまったく返事をしない時があったりします。
例えばおもちゃに夢中になっていて・・・・お絵描きに夢中になっていて・・・・
あるいは、テレビやゲームに夢中になっていて、なんていうこともあるでしょう。
でも、その子の耳にはおそらく「お片付け」や「出かける」なんて言葉は届いていないです。
このような場合も、いくつかの特性が考えられますので、挙げてみたいと思います。
・今見ている目の前の物以外は視界に入って来ない(視野が1つに絞られやすい特性)
・人から言われた事の記憶を短期記憶として維持するのが苦手(ワーキングメモリーの容量不足)
・出来事や、これからやる事の急な変化の苦手さ(見通しの立たない事を不安に思う特性)
こういった特性から、今、自分がしている事を急に止めることの困難さがあるのだという事への理解が必要になりますね。
先を見越して「約束」してもらう
では、このような時の対応についてです。
指示をする側としては、もしかして、
- 片づけをして欲しい
- 今している事を止めて欲しい
- 次の行動に移って欲しい
などの希望があるのかも知れませんね。
そのような時にはぜひ、前もって先の見通しを早めに伝えてあげて欲しいです。
例えば、
・長い針が「2」になったら止めようね
・この色を塗り終わったら、お片付けね
・今しているこれが終わったら、これをやってね
など、【今】していることを止めさせるのではなく、【先を見越してやめてもらう約束をする】と、スムーズにいくことが多いです。
視野が1つに絞られやすい特性の子であれば、時計を見せてあげて「長い針がここ」と指を指して伝えてあげます。
ワーキングメモリー(短期記憶)が少ない子であれば、何かの絵や掲示物を用意して、「これをやる」絵と「あれをやる」絵をその子の見えるところに置いておいて、時々その絵を見せながら伝えてあげます。
急な予定変更が苦手な子であれば、「タイムテーブル」を作り、前もって「何時になったら何をする」という予定を伝えておきます。
1人1人の特性を知ることで、柔軟な対応が出来るようになります。その子の特性を怒らず叱らずに、伝えることが大切なのだと思います。
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