危機感があるときこそ、思い切った変革が出来る! <浦安・市川の中小企業支援コラム>
SBグループ・孫氏、日本電産・永守氏らと財界ホラ吹き三兄弟の異名を持つユニクロの柳井氏は、大ボラを吹きながら、衰退する炭鉱町の商店街の一角から2兆円企業へと大飛躍した。何故それが可能になったのか、日経トップリーダー3月号がその核心に迫る。以下要約抜粋。
一生懸命に働いたけれど、ちっとも成長しなかった
僕は他の経営者とは違って、根源的なところにずっと興味がありました。服とは何だろう、服屋とはどうあるべきか、ビジネスをするとはどういうことなのか、といったところです。商店街にいた頃の僕は、このままではいつか潰れるとの危機感もあって一生懸命に働いたけれど、ちっとも成長しなかった。どうしてなのだろうと考えていたときに「プロフェッショナルマネジャ-」という本に出会い、「自分は何をしたいのか、まず、それを定めることが経営だ」と知りました。同じ頃、香港に行った時、SPA(製造小売業)が世界中を相手にビジネスをしていることに驚き、自分の行き先・目標がこれで決まりました。
本当に儲けたい経営者は成功した時にこれまでのやり方を変える!
会社はマネジメントとイノベーションが組み合わさることで初めて成長しますが、ちょっと成功すると「これで出来上がり」みたいな錯覚に陥って、そこで成長が止まります。僕は売上が3倍になる度に会社の中身を全部変えて来ました。樋口氏(ファミマの現社長)や玉塚氏(ローソンの現社長)を投じて組織に化学反応を起こし、過去の成功体験を検証し、変革を行った。このように、本当に儲けたい経営者は、それをやるのです。
人が成長しないと会社も成長しない
中小企業の賃金水準がなかなか上がらないのは、中小企業の経営者が儲けようと思っていないからではないですか? 儲けようと本気で思っていないのに儲かる訳がないし、儲からないと賃金を上げられないのは当たり前です。人が成長しないと、会社も成長しないので賃金も上がりません。だから、働く人の能力をアップさせる必要がありますが、海外で仕事をさせたり、少し無理かなと思う位の目標を持たせるとか、そうした経験を一人一人がすることで社員は伸びて行きます。
全ては、経営者が根源的な意義を問うことから始まる!
「成長を目指して自ら事業を起こし、社会をより良い方向に変えて行くこと」が資本主義の精神だと思います。企業が切磋琢磨して、お金を稼いで資本主義を回すために重要な役割を果たすのは、社員です。自分で考え、自分で行動する人達です。そして、そうした人達を作るのが経営です。その為には、経営者自身が何のために自分の一生があるのか、会社は何のために存在するのかと、まず、シッカリ考えること。会社の意義がないと、そこで働く人達も仕事の意義が得られません。
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