危機感があるときこそ、思い切った変革が出来る! <浦安・市川の中小企業支援コラム>
年初に当たり、経営者の年頭所感から著名なお二人の所感を以下要約抜粋して紹介させて頂きます。
SBIホールディングス・北尾社長
今年は「壬寅」(みずのえとら)、中国古代の陰陽五行説で今年の十干と十二支の組み合わせを見ると、十干の「壬」は「水」の陽<陰陽の内の陽>、十二支の「寅」は「木」の陽で相生の関係、即ち、水が木を育み、「壬」が「寅」を補完し次への発展を強力に促す組み合わせなのです。将来、例えば10年後に過去を振り返った時、2022年は様々な観点で、過去からの大きな分岐になった年と位置付けられると思います。今年は恐らくコロナとの最後の戦いの年となるでしょう。私はこの壬寅の年に一大決心をしました。これまでも虎視眈々と勝機をうかがってきたのですが、勝機は今年であるとの天啓を得ました。グループ自らか或いは投資を通じてデジタル・スペースで圧倒的な先進性を有するビジネス生態系を確立するのです。今年からデジタル・スペースでのブランディング戦略を大々的に展開していきます。
三菱商事・垣内社長
就任以来、刻一刻と変化する社会の中で、その変化に如何に対応していくべきかを経営陣一同で考え続けてきた毎日でした。まずは現在を正しく認識することが大切であり、全てだと思っています。何故かといえば、現在を正しく認識することで未来を見通せる可能性が高くなると信じているからです。今この世の中にあって、当社に重大な影響を与える変化の1つ目は地政学リスクの高まり、2つ目は世界的な脱炭素の流れ、3つ目はAI・IoT等デジタル化の進行・浸透と認識しています。従って、この3つの変化に如何に三菱商事として対応すべきかが、私の6年間のテーマでありました。今や生産・流通・販売のあらゆる場面で、それぞれのデータを繋げ、AIで最適解が導き出せる時代に入っています。もはや当社の祖業であった中間流通業に多くの資源を投入することもなく、省エネ化のためにも、デジタル化によるプラットフォームを構築することで、「主にAIの価値で存続する新業態」に自らを変化させる必要があります。このように従来型のビジネスモデルを自己否定できる、そういう勇気を持った社員が未来を切り拓いてくれると期待しています。但し、全ての変化には時間軸があります。いつ新しい事業を創造するのか、それまで現存する事業はどうするのか。全役職員がこれからも悩み続けることになりますが、悩み続ける人は成長し、次の一手を見つけることに繋がります。
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