コロナ堝でも稲盛哲学を実践し最高益! <浦安市川の中小企業支援コラム>
時短営業に全面的に協力していたところ、「昼間も出来る限り、不要不急の外出自粛をお願いしたい」と西村大臣が呼び掛けたことに業を煮やし、「ふざけんなよ!」と一喝、リーマンショック等で苦境に陥ったサイゼリアを立て直し、コロナ禍でも出店を続ける堀埜社長をプレジデントは取り上げた。以下要約抜粋して紹介します。
最悪のときこそ最高なの。それまでの自分を変えるチャンスなんだから
味の素時代の先輩がサイゼリアの専務になっていて、その縁で誘われたのですが、2年間、断り続けていました。然し、創業者の正垣(現会長)と食事をしたことで運命が変わりました。正垣は「(ホテルの3万円のディナーについて)うまくないやろ、ソースで誤魔化して、素材を活かしていない。本当においしい料理は、食べたらおなかがすくんや」と。それを聞いて「この人、面白いな」と気持ちが一気に傾き惹かれました。10年目で社長になりますが、「会社は潰してええんや。その会社が世の中に必要とされたら、必ず、誰かが続けてくれる」の一言で、社長就任の重圧から救われました。正垣は「いまのコロナも不況もそうだけど、お客さんが来なくなったり、売り上げが落ちたりして、嫌なことがいっぱい起きるでしょう。そのときこそ、商品も働き方も改善しなきゃいけない。だから、困ったときこそ最高なわけ。それまでの自分を変えるチャンスなんですよ。最悪のときこそ最高なの。自分が変われば、見える世界がまるっきり違ってくる」と言います。
コロナ禍も、逆境を戦い抜く!
私もこのコロナ禍を変化の良い機会と捉えています。調子のいいときに何か仕組みを変えようとしても、人の気持ちは変わりにくいのです。一方、外部環境が大変なときはみんな危機感があるから、思い切ったことをやっても応援してもらえます。今回、当社は深夜営業をやめ、パートさん達を正社員化しました。もともとやりたかったことであり、コロナがキッカケになって実現出来ました。昨春以降、独自で飛沫感染防止のためのテストを徹底的に行ってきました。その結果、政府推奨の「パーテーションを使った上で換気をする」と、その空間に渦が起こり、返って感染を拡大させる恐れがあることが分かりました。コロナ禍も、自社の経験、ノウハウを元に、逆境を戦い抜くつもりです。
この8月末決算は経常黒字50億円!
こんな時期に、身の程知らずといわれるかも知れませんが、「予定していた出店計画をやめる必要もない」ということで出店を続けています。前期はさすがに赤字でしたが、この8月末決算は経常黒字50億円を見込んでいます。
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