令和6年度税制改正大綱 賃上げ促進税制の改正 <浦安市川の中小企業支援コラム>
先週の20日・21日、過去三カ年、6千万円から1億3千万円、そして直近の決算では2億8千万円と倍々ゲームで売上を伸ばしている某関与先の税務調査がありました。
業種はインターネットでの雑貨販売で、商品のほとんどは中国からの輸入です。円安や人件費高騰により仕入価額が上がる逆風の中にも係わらず、鮮度の高い商品企画で売上を伸ばしています。
2月に所轄税務署から税務調査の打診がありました。一方、仕入先の中国は未だ未だ商慣行は後進国で、納品書、請求書、領収書と云う日本における物品仕入では、当然整備されている証拠書類が万全ではありません。正直、これはまずい!と大変心配しました。2月は、税理士の繁忙期でもあり、物理的に対応が難しいとお話し、了承を頂きましたが、いつまでの引き延ばしは出来ません。4月中旬過ぎならとお答えし、4月20日と21日、調査官は一人と決まりました。
社長は日本国籍を取得した中国人で、ポイントを理解し、数字に強い経営者ですが、書類を整えるにしても時間が限られています。また、税務署は、取引先が海外であっても、怪しいと判断すれば、反面調査の為現地出張をすることも辞さない傾向に有り、この点も気掛かりでしたが、社長は、反面調査をされても問題ないと、この点は自信を持っていました。
そのような状況下、当日を迎えたのですが、何と調査官が二人で来たのです。
これは、本気でやる気だなと、寒気がしました。「一人とのお話だったが」と言っても、お断りする訳にはいきません。社長は限られた期間の中で書類を整え、説明が出来る状態にはありましたが、初めての体験ですから、大変緊張されていました。
幸いにも、社長の苦労話に耳を傾けてくれるような温情溢れる調査官で、弱冠の処理誤りの指摘は受けましたが、修正申告まで求められることもなく、何と、21日は半日で調査打ち切りとなり、本当に有り難く思いました。
そして、社長と固い握手を交わし、喜びを噛み締め合いました。
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