令和6年度税制改正大綱 賃上げ促進税制の改正 <浦安市川の中小企業支援コラム>
ハウステンボスやモンゴルのハーン銀行等数々の再生を成し遂げたIHS/澤田会長が語る再生の極意を以下にて紹介します。それはそのまま経営の極意に通ずるものです。
再生の着手時に大切なもの
再生に着手する際、何より大切なのは、「どこが巧く行っていないのか」を把握することです。企業の状態を「診察」するとき、手掛かりにしていることが「二つ」あります。「一つ」は数字です。財務諸表の数字を丹念に辿って行くことで、会社の病巣が浮かび上がります。「もう一つ」は、自分の目で会社全体を見ることです。オフィスや現場を実際に歩けば「スタッフは元気なのか」「施設はどんな状態にあるのか」具体的に分かり、そこから数字だけでは分からない課題が浮かび上がります。これを丹念にやった上で、再生シナリオを作ります。そうすれば、99%は再生できます。
再生を引き受けた理由
ハウステンボスの再生の話が持ち込まれたとき、最初は断りました。テーマパークが成立する条件は「商圏規模」「アクセスの良さ」「ブランド」の三つですが、その3条件を満たしていないから赤字が続いていたのです。その上、敷地面積は国内最大で維持コストが掛かり過ぎる問題も抱えていました。然し、地元の行政・財界から雇用、観光、経済がダメになると再三の懇請を受け、全面支援の約束の下、再生に踏み切りました。
三つの基本方針
最初に、3つの基本方針を打ち出しました。第1に「掃除をしよう」、第2に「明るく元気に仕事をしよう」です。この二つは当たり前のことですが、凡事も徹底して継続してやり抜くと圧倒的・絶対的な差となります。凡事徹底は企業繁栄の基礎・基盤であり、差別化でもあります。第3は「経費を2割下げて売上を2割増やそう」です。まず、敷地面積の3分の1を手間の掛からない無料ゾーンにし、維持管理コストを大幅に削減しながら賑わい感を取り戻しました。次に仕入原価をコスト優先で見直し、内製できるものは内製化しました。一方、売上面では、3割位しか成功しませんでしたが、魅力あるイベントを次々と繰り出して、滞在時間を伸ばす取組みをしました。それは旬の企画、ここでしかやっていない企画、日本一、東洋一、世界一の企画です。日本一の規模を活かしたバラ祭り等「花の王国」、冬の壮大なイルミネーションの「光の王国」等、お客様を如何にして感動させるかに取り組み続けました。経営環境の変化に直面しても、言い訳しないで、様々なことを乗り越えながら、利益は毎年40%づつ伸びています。
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