令和6年度税制改正大綱 賃上げ促進税制の改正 <浦安市川の中小企業支援コラム>
旅行からテーマパークまで幅広い事業を手掛け、一代で売上高5千億円の企業グループを築いた(株)エイチ・アイ・エス澤田会長が語る「成功の極意」を、以下要約・抜粋して紹介します。
強い思いの大切さ
私は、周囲に「経営者としての“強い思い”の大切さ」をいつも伝えて来ました。そして、私の言葉をバネに、それまで以上に強い気持ちで事業に臨み、夢や目標を達成した社長を何人も知っています。ほとんどの起業家は事業を始める以上、それぞれプランを持っていますが、どれだけ緻密なプランを立案しても、経営環境は常に変化しています。全てが事前に思っていた通りに進むことは、まず、ありません。それ故に一層、成功への気持ちが揺らいでは巧く行かないのです。極論すれば、「強い気持ちを持てるかどうかによって、事業の成否のかなりの部分が決まる」と私は考えています。
最初の大きな誤算
私の最初の大きな誤算は、事業内容にありました。実は、「世界を飛び回る仕事」「お客さんに喜んで頂く仕事」をコンセプトに、毛皮製品の輸入事業で会社を立ち上げました。然し、ワシントン条約によって当初想定していた製品の大半が輸入出来なくなる事態となり、半年で挫折しました。当初のコンセプトを生かしながら他に出来る仕事はないかと考え、格安航空券販売へと舵を切りましたが、最初の6ヶ月間はお客さんがほとんど来ませんでした。大手旅行会社の半額程で販売しても、何しろ信用がなかったのです。正直、「もう事業をやめようか」と思ったこともありますが、踏みとどまれたのは、暇な時間を利用して様々な本を読んだ中に、徳川家康の「石の上にも三年」の言葉に出会ったからです。その後は徐々に、「安いし、大丈夫」との口コミが広がるようになりました。当時のお客さんは若い世代中心で、私は都内のほぼ全ての大学へ行き、ポスター貼りとチラシ配りをやりました。企業には必ず、艱難辛苦の時期があり、それが今に繋がっています。大手と重ならないニッチ分野に的を絞った戦略も功を奏し、ドンドンお客さんが増えて行きました。
石の上にも三年
事業が軌道に乗るまでには、それなりに時間が掛かります。めげてしまいそうになりますが、最低でも「石の上にも三年」はやってみるべきです。どれだけつらくても、苦しくても、面白くなくても、儲からなくても、やり通すのです。撤退するか否かの判断は3年経ってからです。
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