住宅業界のわかりにくい常識その八~適正価格がない?~
~契約後に家づくりが始まる~
建つ前の契約ですから、不安なのは当たり前です。
★最低限、綿密な打ち合わせが必須★
買い物をするとき、高価なものほど自分の目で見て、手で触って確認したいものですよね。
ブランド品のスーツやドレスなら試着、クルマなら試乗、中古住宅なら物件見学をして
実物を確認し、お金を支払ったり売買契約を結んだりするのが当たり前です。
ところが、注文住宅の建築工事請負契約では、自分の目や手で確認することができません。
まだ実物がないわけですからね。
それなのに、綿密な打ち合わせもないまま
「とにかく契約をしてください!」
などと言われても、不安になるなというほうがムリでしょう。
契約までには、綿密な打ち合わせをして間取りだけでなく窓の配置とか壁紙の色など、
細かなことまで決めていき引き渡しまでの計画もしっかり作られているのは
最低限クリアされているべきことだと思います。
★不安をなくすため信頼関係を築く★
ただし、いくら工事の内容や計画がいくらきちんとできていても、契約を結ぶのが
不安になる場合があります。それは、契約しようとしている住宅会社が、
「契約前に決めたことをきちんとやってくれるかどうか」、が心配だから。
要するに、住宅会社や担当営業マンが信頼できないことによる不安なんですよね。
では、きちんと工事してもらえるように、ご自身で監視したとしたら不安はなくなるでしょうか?
毎日のように見たとしても、建築の知識を持たない人にとってはその工事が適切なのかどうかほとんど
わからないはずです。しかも、いったん壁を閉じてしまえば、その中が
どんな処理をされているのか確認できなくなってしまうので、
手を抜こうと思えば、いくらでも手が抜けるんです。
では、不安をなくすためにはどうすればいいのでしょう?
契約までに、その会社や営業マンに工事を任せられるか見極め、信頼関係を作るしかないと思います。
↓過去のコラムはこちらから
住宅業界のわかりにくい常識その九
住宅業界のわかりにくい常識その八
住宅業界のわかりにくい常識その七
住宅業界のわかりにくい常識その六
住宅業界のわかりにくい常識その五
住宅業界のわかりにくい常識その四
住宅業界のわかりにくい常識その三
住宅業界のわかりにくい常識その二
住宅業界のわかりにくい常識その一
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