住宅業界のわかりにくい常識その八~適正価格がない?~
~建てるのは結局、地元工務店~
大手住宅メーカーと契約しても、工事するのは地元工務店です!
★大手住宅メーカーには工務スタッフがいない★
前コラムで、契約した住宅会社と実際に家を建てる人は別々だと書きました。
その典型例が、大手住宅メーカーなんです。
一般的に、大手住宅メーカーが社員として工務スタッフを抱えていることはありません。
代わりに、外部として協力してもらう一括協力工務店というのを抱えているんです。
その一括協力工務店は、さらに地元の工務店や職人さんたちと契約しています。
実際に家を建てるのが、この地元工務店や職人さんたちです。
つまり、大手住宅メーカーに工事を依頼すると…
①大手住宅メーカー
↓
②一括協力工務店
↓
③地元工務店や職人さん
…というカタチで仕事がおろされていくわけですよね。
大手だから安心!という理由で大手住宅メーカーを選ぶ方もいると思います。
しかし、結局作業しているのは地元工務店や地元の職人さんなんです。
★メーカーが作るのは骨組みだけ★
家を建てる実作業を地元工務店や職人さんがやっているのなら、大手住宅メーカーは
何をしているのでしょう?
思いつくのは、自社の新商品や新技術の開発ですね。
各社の研究所で開発された新商品・新技術は、主に家の構造躯体なんですが
実用段階になると自社工場で大量生産されます。
商品や技術開発のために研究所をもち、大量生産のために自社工場をもっているなんて、
まさに『メーカー』ですよね。
こうして工場で大量生産された家の骨組みは、現場に運ばれて使われます。
でも逆にいえば、メーカーが作るものはこの骨組みだけでその他の作業は
全部地元の工務店や職人さんたちの手で行われているんです。
そこで、よく考えてください。
もし、大手住宅メーカーに注文が集中して中小工務店に仕事がなくなり、バタバタ倒産したら、
誰が家を建てたりメンテナンスをしたりするのでしょう?
住宅メーカーさんの社員さんが修理してくれるのでしょうか?
社員さんに職人さんはいませんよね?
↓過去のコラムはこちらから
住宅業界のわかりにくい常識その四
住宅業界のわかりにくい常識その三
住宅業界のわかりにくい常識その二
住宅業界のわかりにくい常識その一
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