【コラム第6回】結果よりも“過程”を大切にする理由
私は指導者であると同時に、現在も100mを走る現役選手です。
2024年から約8年ぶりに競技へ本格的に復帰し、高校時代に記録した自己ベスト11秒07の更新、そして100m10秒台という目標に向かってトレーニングを続けています。
指導者になったから自分は走らないのではなく、自分自身も目標を持って挑戦し続けたい。
そして、子どもたちや選手たちに「挑戦する大人の姿」を見せたいという思いがあります。
実際に自分自身が競技を続けているからこそ、思うように記録が伸びない苦しさや、試合前の緊張、トレーニングがうまくいかない時の迷い、自己ベストを更新した時の喜びも、選手と同じ立場で感じることができます。
指導する側から一方的に答えを与えるのではなく、同じ競技者として「どうすればもっと良くなるのか」を考え続ける。
その姿勢は、私の指導にもつながっています。
私はもともと消防士として勤務しながら、陸上競技の指導を続けてきました。
2014年にUACAを立ち上げ、学校での外部コーチなどを経験しながら指導の場を広げ、2023年からはクラブ運営と陸上指導に専念しています。
消防士と指導者という二つの仕事を続けた時期を経て、現在は陸上競技を通じて人の成長に関わることを自分の仕事にしています。
クラブの選手だけでなく、個別指導やオンライン指導、学校や団体への出張指導・講習などを通じて、より多くの選手や指導者に陸上競技の魅力を届けていきたいと考えています。
私自身も一人の選手として挑戦を続けながら、教え子たちと一緒に成長していく。
「教える人」と「挑戦する人」の両方であり続けることが、私ならではの強みだと考えています。


