今後のリフォーム業・外壁塗装業のマーケティング!ライバル業者が多くてうんざりだけど、そこを逆手にとって一発逆転する方法!

松尾益秀

松尾益秀

テーマ:中小零細企業のマーケティング

リフォーム業外壁塗装業マーケティング
最近リフォーム会社や外壁塗装屋さんからの問い合わせやご依頼が、日本各地から入るようになりました。
リフォーム会社や外壁塗装業というのはライバル会社がかなり多い激戦の業界です。
ですが、「衣・食・住」のうちの住に当たるどうしても必要なものなので
需要がなくなることはほぼないと言っていい分野でもありますね。
どの業界も同じだとは思いますが、どうやって集客するのかということは経営者の課題だと思います。
今回は、激動の2020年、ライバルの多いのリフォーム会社、外壁塗装業など建築業を例にして、激戦だからこそできる逆転の発想で荒波を突破する方法を解説します。その他の業種の方も参考にしてみてください。

逆転の発想はズバリ!徹底リサーチ術

リフォーム業・外壁塗装業のマーケティングを始めるにあたってまず何から始めるかというと、リサーチです。同業者のリサーチをします。
 
もうここで結論を言ってしまいますが、実はこのリサーチがすべての鍵を握っていて、必勝のマーケティングなんです。

順番に解説していきます。
まず、自社の地域の同業者のホームページを徹底的に検索します。どんなホームページか。どういった施策で集客を行っているか。その地域にどれくらいライバル業者がいるか。などを調べます。
そうすると自社がその中でどれくらいのポジションなのかが分かってきます。
そして、リフォーム業や塗装業などの工務店、建築業の場合、だいたいどの地域もかなりの確率で同業者がわんさかいて、ホームページもかなり作りこんでいる業者が多いのが現状だと思います。
リサーチを進めるとライバルが多くて本当に嫌になってきますが、しかしライバルが多いからこそ様々な趣向を凝らして集客をしています。

つまり、激戦の中でうまくいっているところを見つけだし、そこから学んで自社に活かせばいいんです。

リサーチのポイント

ある程度自社がある地域の同業者の状況がわかってきたら、今度は全く違う地域で同業者を検索します。実はここがポイントです。
例えば大阪に自社があるとして大阪にどれくらいリフォーム業、外壁塗装業があるのか、ホームページの内容や施策、デザインなどの傾向をある程度頭に入れます。
そして、次に北海道のリフォーム業、外壁塗装業を検索します。次に熊本の同業者を検索します。次に沖縄の・・・という具合にいくつかの地域をみていきます。そうするとある時何かに気づくはずです。
ここで重要なのはただ単に見ているだけではだめで、何かヒントはないかという視点でリサーチすることです。
そうです。つまりマーケティングのヒント、集客のヒントを見つけるということです。

マーケティングのヒントとは

リサーチしていると、自社のまわりの地域で成功していそうな会社のホームページがなんとなくわかってきます。
そして、違う地域でも成功していそうな会社のホームページをリサーチしてみると自社の地域とは違ったことで成功している要因を見つけ出します。
つまりほかの地域で成功している要因を、自社の地域にも適用すれば、それが自社の地域で他がやっていなければ成功する可能性があるわけです。
その成功している要因を自社にも取り入れるということです。
マーケティングの考え方で、成功しているやり方を徹底的に真似してみるというのがあります。同じ地域でそれをやってしまうといろいろ問題がありますが、違う地域でなら成功の可能性は高いです。

こういった具合にリサーチを続けると、様々な業者が様々な取り組みをしていることに気づかされます。
例えば私が見つけた外壁塗装業で成功している取り組みをいくつか挙げてみます。

塗装事例見学会

自社が塗装したお宅を見て回る「見学会」を企画している外壁塗装会社があります。お客さんにとっては仕事をお願いする前に実際の施工事例が見れるので嬉しいですし、こういったイベントで見込み客を囲い込む手法はマーケティングの方法としては珍しくはないですが、なかなかやっているところは少ないですね。

0円で修繕

最近知ったことですが、火災保険を使って無料で家を修繕するノウハウがあるのですね。そのノウハウを小冊子にまとめてAmazonで無料配布したりして、そこからお客さんを獲得している屋根修理屋さんがあります。
お客さんにとってはもうこれ以上のことはないですね。
この会社はこの集客ノウハウを同業者のコンサルティングに活かしてもいて、マーケティングの勉強になります。 

調査報告DVDを近所に配る

これは私の実体験ですが、私の家の2軒隣の家が外壁塗装をした際に外壁を調査した実況報告の動画を収めたDVDが私の家のポストに入れられていました。
一緒に10ページほどの調査報告書も同封されていてついつい見てしまいました。これは施工したお宅の近所の仕事をとる戦略としてはインパクトがあってすごくいいと思いました。
ただ小さな会社にはちょっと手間がかかりすぎるかもしれませんので、これをヒントにしてもう少し楽な方法をいろいろ試してみるといいと思います。

インパクトチラシ

リフォーム業や塗装業が集客する上でやはりチラシは必須のツールだと思いますが、私は日々チラシのリサーチを行っていて、リフォーム業、塗装業のチラシが新聞に入っていると取っておいたり、ホームページにチラシの画像を載せている業者を探したり、ネットの画像検索でチラシを検索したりして効果的なチラシを研究しています。
そうすると、この業界のチラシはある程度傾向が決まっていて、外壁塗装業だとだいたい「外壁塗装」という文字がドーンと最初に大きく書いてあって、あとは価格やビフォーアフターの写真などが掲載されているというような感じで、あまり変わり映えがしない印象です。
そしてさらにリサーチを進めると、その中でちょっと変わった塗装業のチラシを見つけました。それを元にさらにブラッシュアップしたものを、私のお客さんの外壁塗装業さんのチラシに採用しました。
それがこちらです。→究極の集客チラシをご紹介
これが結構当たりました。リサーチのたまものだと思ってます。

まとめ

いかがでしょうか。このように徹底的にリサーチすることでいろいろなことが見えてきてアイデアも湧いてくるのです。
ここでご紹介したもの以外にもまだまだおもしろい取り組みをしている会社があったりしますので、単純にリサーチっておもしろいんです。ネットの無い時代には考えられないほど情報が入手し安いこの時代に、このテクノロジーを活用しない手はありません。

見つけた取り組みで真似できそうなものは真似してみたり、参考にしてさらにブラッシュアップしてより効果的な集客方法を創り出してみましょう。
大切なのはとにかく動くことです。やってみないことには結果は出ないので、リサーチして頭に浮かんだものを形にしてやってみる。うまくいかなければまたリサーチして修正してまたやってみる。というサイクルをスピード感をもって回していくということが、この激動の2020年を乗り切るための一つの方法ではないでしょうか。

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松尾益秀
専門家

松尾益秀(グラフィックデザイナー)

T.M.P.

グラフィックデザイナーとして20年以上のキャリアを有し「弱者の戦略」を武器に中小企業に特化した販促活動や集客サポートを行う。経営者の魅力を引き出すことに注力し、シンプルでダイナミックなデザインが得意。

松尾益秀プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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