はちゃめちゃサメ映画とマーケティング!専門特化してさらに盛り盛り!

松尾益秀

松尾益秀

テーマ:中小零細企業のマーケティング

サメ映画

今回はサメ映画とマーケティングというちょっと?なテーマで書いてみようと思います。
サメ映画をご存じだろうか。スティーブン・スピルバーグ監督の大ヒット映画「ジョーズ」が元祖サメ映画になるのですが、その続編がいくつかつくられ、さらにその人気に便乗して次々といろいろな切り口のサメ映画がつくられ、さらにサメ以外の動物パニック映画が作られました。
例えばピラニアに人が襲われる映画や、クマやワニや蛇などに襲われたり、魚の餌のゴカイに襲われる映画もありました。これらは「ジョーズ」から枝分かれして作られた映画です。
そして、その主流であるサメ映画は、それらの亜流の映画が淘汰された今でも、紆余曲折はあるもののつくり続けられています。

突拍子もないサメ映画の世界

サメ映画はつまり、人がサメに襲われるという言ってしまえばめちゃくちゃ単純な話なので、ジャンル映画と言われたりしてあまり日の目をみることはないのですが、実は意外とファンが多いんです。
そしてその単純な話ゆえに、さまざまな工夫をこらして盛り上げ、飽きさせないような展開をつくらなければ、だれも同じような話を見たいと思わないですよね。
でも、逆に言うと話のプロットはもう決まっているので、そこに面白くする要素を付け加えれば簡単に映画が出来てしまう。
ということで次々とサメ映画が量産されました。
どんなサメ映画があるか、ざっと挙げてみると。
例えば、

【その1】 サメがでかい。
最初はちょっと大きいくらいだったのが、最近つくられたのだともうサメじゃなくて恐竜みたいなモンスターになってたりします。

【その2】 サメの頭を増やす。
サメの頭が増えていきました。最初は2つの頭の「ダブルヘッドシャーク」というのから始まって今では「6ヘッドシャーク」という6つの頭になっちゃいました。

【その3】 数を増やす
サメが増えます。

【その4】 ロボット化
サメがロボット化します。

【その5】 空を飛んでさらに宇宙へ
サメが飛びます。宇宙へ行きます。

【その6】 有名俳優起用
サメ映画は基本的にB級なのであまり有名俳優は出ないのですが、たまに大物俳優が出たりして観客を増やしてます。例えばサミュエル・L・ジャクソンやジェイソン・ステイサムなどが出てました。

多分まだ未確認のものもありますので、もっと突拍子もないサメ映画があるかもしれません。

サメ映画のスピリッツをマーケティングに

ここまでサメ映画の話を長々と読んでいただいてありがとうございました。
サメ映画の世界の面白さが少しだけわかっていただけたでしょうか。
そしてこのサメ映画のスピリッツをマーケティングに応用しましょうというお話です。
なんとなく想像はついている方もいらっしゃるかもしれませんが、解説していきます。

まず専門特化(ランチェスター戦略)

まず、マーケティング戦略というか、経営戦略的に専門特化するということは売りやすくするうえで重要なポイントです。
サメに特化して映画を作るということで、もうすでにある程度のコアなファンを獲得していることを参考にできるわけですが、分かりやすく礼を上げると、例えば耳が痛い時、「総合内科」ではなく「耳鼻科」に行きますね。
また、例えばリフォーム業の場合、リフォームだと広すぎるので水回りのリフォームに特化したり、外壁塗装に特化したりしてジャンルを絞ることがお客さんに選んでもらいやすくなります。さらに言えば水回りリフォームの中でもキッチンだけに絞るとかトイレに絞るとか、どんどん絞っていってその小さな分野で1番をとるというのがランチェスター弱者の戦略の基本概念になります。
サメ映画は知ってか知らずかこのランチェスター戦略ができちゃってるわけです。サメに絞って動物パニック映画の中では1番をとってます。

盛って盛って盛りまくれ!

サメ映画のスピリッツはやっぱり盛りまくっているところです。大きくするならとことん大きく。頭を増やすならどんどん増やす。飛ぶし、宇宙にもいくし。ということでとことんやるということです。
例えば、外壁塗装の場合、塗装は3度塗りが基本なんだと思いますが、4度塗り、5度塗り、6度塗り、7度塗りと打ち出せばそこまでやってくれるのかと注目されますよね。
カレー屋さんの場合だったらトッピングだとココイチには勝てないのでカレーの種類をとことん増やす。赤いカレー、緑のカレー、黄色いカレー、スープカレー、甘いカレー、酸っぱいカレー、タイ風カレー、インド風、パキスタン風、など。

とことんやるということで言えば、マーケティングをとことんやって突き抜けることもできます。どういうことかというと、例えばチラシを配りまくれば認知度で1番をとれます。自分のお店や会社の半径1キロメートルの範囲に毎週チラシを配りまくるだけです。
簡単なのに意外とみんなやらないんですね。私のお客さんでこれをやって半径1キロメートルのお客さんをごそっと獲得した外壁塗装屋さんがいます。

まとめ

いかがでしょうか。サメ映画のスピリッツを感じていただけたでしょうか。
私は何本がサメ映画を見ましたが、実は当たり外れがものすごくあって、本当にとんでもないZ級のものも多いので、ぶっちゃけ私はサメ映画のファンではありません。でも調べていただくと分かると思いますが、かなりの数のサメ映画がつくられています。その一つ一つの解説やあらすじを読んでみるとその工夫やアイデアには驚異的なものを感じます。そこからインスピレーションが生まれるんですね。
マーケティングやビジネスだけではなく人生を楽しむためにもサメ映画のスピリッツをぜひ取り入れてとことん突き抜けてみましょう。


最後にオススメサメ映画を紹介しておきます。

サメ映画の元祖です。
●ジョーズ
https://amzn.to/3f9rzBN

ジェイソン・ステイサムが出ている大作サメ映画。
●MEG ザ・モンスター
https://amzn.to/3cRYjOM

頭が6つあるサメが出ます。
●シックスヘッド・ジョーズ
https://amzn.to/2YjZuBj

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

松尾益秀
専門家

松尾益秀(グラフィックデザイナー)

T.M.P.

グラフィックデザイナーとして20年以上のキャリアを有し「弱者の戦略」を武器に中小企業に特化した販促活動や集客サポートを行う。経営者の魅力を引き出すことに注力し、シンプルでダイナミックなデザインが得意。

松尾益秀プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

“まちのデザインやさん” として中小企業をサポート

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ愛知
  3. 愛知のビジネス
  4. 愛知の制作・クリエイティブ
  5. 松尾益秀
  6. コラム一覧
  7. はちゃめちゃサメ映画とマーケティング!専門特化してさらに盛り盛り!

松尾益秀プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼