コーチングとは!
8月23日(金)、名古屋市教育センターの
10年目教員研修(10年目の先生方全員受講)
の全体研修の講師を勤めさせていただきました。
この研修は、昨年度に引き続き、2回目で
今年も、400名強の10年目の先生方全員に対して、
「コーチング」という演題でお話しさせていただきました。
教師はどうしても、子どもを自分の思ったとおりに
(それが正しいと思いこんでいる)
変えさせようとしてしまいます。
しかし、人間は、どんなに親しい人であっても
自分の意思を尊重されることなく変えさせられようとする時
必ず反発し、抵抗します。
しかし、その態度を良しとせず、
さらに強い力で変えさせようとしてしまいます。
その結果、相手の自尊感情を傷つけ、
返って悪い面を伸ばすことにつながっているのです。
これは、先生と子どもだけでなく、親子関係
夫婦関係、上司と部下、嫁と姑など、
全ての人間関係の基盤になっています。
そこで、相手を受容・承認し、同時に
自らも受容・承認できる「美点発見」という
ワークをしてもらいました。
さらに、根本的な人間観として「三日月人間観」
相手が不完全で・間違っている。
だから直してやらなければいけない。
と「満月人間観」 人は、自分も含め
元々完全・完璧、真ん丸の存在である。
だから、相手を信頼し、その無限の可能性を伸ばすサポートをする。の2つを示し、どちらに重点をおくかで、
自分の言動が、相手のエネルギーを削いでしまうか、
エンパワーメントして、エネルギーを沸き立たせるかを
体感ワークで実感していただきました。
2種類の体感ワークと越塚隼人さんの映像を活用して
お伝えしましたが、あっという間の80分でした。
26日に事後アンケートをいただきました。
4点満点評価で、「研修内容は、これからの教育活動を進める上で満足できるものでしたか」 平均3,74点
「コーチングについて理解することが出来ましたか」
平均3.74点の高評価をいただきました。
また、感想もびっしり書いていただき、
読み終わるのに、30分以上かかりました。
今時の先生方は、とても優しく、忖度する傾向があるのか
人を喜ばせることが上手です。
この、人を喜ばせる心とスキルを子ども達や若い先生方に
向けていただけると、とても素晴らしい先生になれると感じました。
強い雨が降る蒸し暑い中、午後の2時40分から4時までの
一番集中力が欠けて、夢想の世界に行きがちな時間でしたが、
全員の先生方が笑顔で積極的に体感ワークに取り組んでいただけて私も、とても幸せな時間を共有させていただきました。
10年目の先生方にとって、私の話が、未来の日本を担う
素晴らしい日本人を創る教育活動に少しでも
お役に立てることが出来たとしたら、こんなに嬉しいことはありません。
日本の教育を発展させ、素晴らしい日本人を育てる
教育活動を、是非全身全霊で取り組んでいただけることを
お願いして、感謝の思いをお伝えさせていただきます。
10年目の先生方ありがとうございました。
そして、健康に留意して楽しく頑張ってください。