実家の片付けで処分に困る物 その1（写真・思い出の品）
今回は、前回に続きその2です。今回は2位の「趣味・収集品」について記述します。
その1に記載したアンケート調査の内容が分からない為、冒頭にアンケート調査を再度記載します。
「実家の片付けで処分に困るもの」・・・611回答
1位「写真・思い出の品」 134票
2位「趣味・収集品」 107票
3位「家具・家電」 105票
4位「仏壇」 66票
5位「衣類」 65票
6位「食器」 56票
7位「着物」 46票
8位「宝石・貴金属」 21票
9位「その他 遺骨・先祖代々の物等」 11票
2位「趣味・収集品」についてですが、ご遺族が同様の趣味をお持ちでない限り、売却をお勧めいたします。
ただこの時に注意したいのが、TV等のCMで買取をしている所に頼まない事です。
この理由は2つあります。
先日も、弊社が遺品整理の作業ご依頼いただいた際のお話です。
この4DKの家には、故人の収集品である時計や模型（ミニカー、船等）、ステンドグラス、洋物の像、絵画、ワイングラスなどが溢れんばかりに在りました。
弊社の見積前に、TVCMの買取会社を呼んで、査定をしてもらったそうですが、5時間居て、数点買取し5000円だったそうです。（お客様は、疲れ果ててボヤいていらっしゃいました。）
この理由は、買取時に買取人は、タブレットやスマホに表示される本社からの買取データを見て金額を決めるのですが、データに載っていない物は、怖くて買い取りませんし、買い取ったとしてもかなりの安値で買い叩かれます。
結局この案件、弊社の作業後の買取額は11万円で、トラック1台半を買取させて頂きました。（もちろん、TVCM会社が買い取った後の話です。）
廃棄物が減ったので、その分廃棄代も安くなった事から、お客様には大変喜んで頂きました。
2つ目は、こういったTVCMの買取会社の本当の狙いは、貴金属だからです。
他の物はおまけの買取であり、貴金属が出てくるようにうまく話をして、それらを売らせるように仕向けます。
なぜなら、金額の小さい物は、希少性や価値が低い事から、買取会社が買い取った後の売却益も低くなるので、売却益の大きい貴金属を買い取るために、訪問しているのです。
前述の弊社が作業をしたお客様の故人の家には、貴金属は無く（物が多すぎて在っても見つからない）ことから、5時間も居ながら最終的に5000円の買取だったのです。
また持ち込みの買取店に、お客様自らが足を運ばれる場合もあります。
しかしこれも高価な買取にはならない場合がよくあります。
これはお客様が高価と思っている物と、実際に買取れる物の判断に乖離があるからです。
一般的に、買った時の金額が高れば、売る時も高いと思われがちですが、これは間違いです。
もちろん、ブランドバッグの本物や、ロレックスなどの高級時計の本物は例外ですが、買取できる物は、希少性とニーズがある物で決まるからです。
よって、お客様が「これは売れるだろう」と思って、持ち込んでも安い金額しか出ず、がっかりして帰路につく事が多くなるのです。
弊社が買い取る場合は、無料でもらった景品や、現在生産されていない物は、希少性が高いので買い取ることが出来ます。
これは、弊社が紹介なしでは入会できない各専門の古物市場に出入りしているからであり、売るルートを持っているからです。
また遺品整理や生前整理の際に、細かく分別をするので、買取れる物を見つけられる事も理由の一つです。
これは8位の「宝石・貴金属」にも言える事ですが、これらは売り手の差益も高いので、持ち込みされても複数の買取店で査定をしてもらって買取額の一番高い所に買い取ってもらう方が良いでしょう。（＝金などの相場と照らし合わせ、マージンの少ない業者を選ぶ）
ただ、宝石はほとんど値がつかないので、貴金属の買取になる場合が多い事を知っておいてください。
その2は以上です。（その3に続く。3月に掲載予定です。）
こころテラス東海は、遺品整理や生前整理の経験豊富な業者です。
今回の記述以外に、不動産の売却、車両の売却、解体などの問題もありますが、関連会社に不動産会社がある事と、こころテラス東海には解体工事の許可も取得しており、これら全てに対応可能です。
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