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介護保険 デイサービス 経営

加藤武範

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テーマ:介護保険

2024年もあと僅かとなりました。
11月より年末にかけて、職員(スタッフ)や職員の家族の体調不良(インフルエンザはもちろん、他にも…諸々)で、特に福寿想のデイサービスは慢性的な人手不足に悩まされました。デイサービス(通所介護事業所)は、定員(人数)に伴う職員の配置人数や資格基準があり、同時多発的にスタッフが休むとデイサービスの運営が非常に厳しくなります。また、デイサービスは利用者さんの送迎付きの介護保険サービスです。弊社のような半日型デイサービスは、朝、昼、夕と3回の送迎業務があり、これが、急な人手不足になると特定のスタッフが一気に苦しくなります。例えば、軽自動車は運転できるけど、6人乗りの車は自信がなかったり、そのエリアの送迎に行った経験が無い、普段入っていない曜日に出勤したので、利用者さんの名前と顔がそもそも一致しない…など、様々なストレスを抱える事になります。
誰でも、病気にかかることはあります。ましてや、小さな子供さんを抱えているお母さんは、自分だけの健康管理だけ注意していれば良いというものでもありません。お互い様の気持ちで、助け合っていこう!わかっていても苦しい現場に変わりはありません。
では、経営者の判断で、スタッフをどんどん増やしていきましょう…それも違います。デイサービスの定員はそうやすやすと増やすことはできません。人件費ばかり増えて、売上を増やすことができなければ、経営破綻します。デイサービス以外の事業部門のスタッフの協力も得ながら、全職員でこの苦難に立ち向かって、何とかこの年末を迎えることができました。福寿想の職員の皆さんには、感謝しています。また、デイサービスを利用して頂いている利用者の皆様には、ご迷惑とご心配をおかけいたしました。

介護保険という厳しい縛りの中で、デイサービスを経営し続ける事の難しさを痛切に感じた1年でした。2025年という新たな年を迎えるにあたり、介護保険事業を健全に継続するにはどうすべきか?デイサービスの役割や使命はなんだろうか?もう一度、スタッフみんなで知恵を絞り、福寿想の未来像を語り合う…そんな2025年にしたいと思います

この拙いコラムを読んでいただいた皆様、1年間有難うございました。
2025年、新たな気持ちで、新たなチャレンジをしていくつもりです。今後ともよろしくお願いします。

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加藤武範
専門家

加藤武範(ケアマネジャー)

合同会社福寿想

リハビリ病院で医療ソーシャルワーカーをしていた経験から、地域のネットワークとも連携。従来の福祉的な視点に捕らわれない柔軟な発想で、介護を必要としている方やその家族にとって本当に必要な介護を提案します。

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