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加藤武範プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

有料老人ホーム 家族の思い

加藤武範

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テーマ:高齢者 介護 問題

住宅型有料老人ホームにお父様(要介護3)を預けている家族(娘)さんより、こんな相談を受けました。お父様のケアマネ(CM)は私が担当しています。

<娘さん>「今日、施設A(有料老人ホーム)に行ってきました。トイレのティシュペーパーの上の棚に大便が付いていました。椅子にも便らしきものが付いていて…そういうのはいちいち見てはくれないのですか?掃除をお願いしたら、きれいにしてくれるのでしょうか?」

 ⇒<CM>施設さんに確認しました。「便については、気が付いたら掃除はしています。
  トイレ誘導する事もありますので、もちろん気付いたら対応しています。」というお返事
  でした。うちの母親も、施設に入っていますが、夜間トイレが分からなくなって、洗面台
  で排泄する事もあるみたいです。尿も便も…
  自宅にいた時は、夜中にトイレを失敗してゴソゴソしている事があって、トイレを覗いて
  みるとトイレも本人も便まみれで…思い返せば、あの時、「もう母は施設に入れよう」と
  決意をしました…
  僕の場合は、施設にお願いすることになって、よっぽど気になる事は施設に伝えますが、
  ある程度割り切っています。

「高いお金を払って、施設にお願いしているのに…」という思いの家族と「気付いたら、サービスで掃除していますよ」という施設の考えにすれ違いが生じている結果です。このまま放っておいたら、お互いの信頼関係が崩れてしまいます。こうしたケースは、家族さんと施設、ケアマネも交えて腹を割って話し合った方が良いと思います。

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加藤武範
専門家

加藤武範(ケアマネジャー)

合同会社福寿想

リハビリ病院で医療ソーシャルワーカーをしていた経験から、地域のネットワークとも連携。従来の福祉的な視点に捕らわれない柔軟な発想で、介護を必要としている方やその家族にとって本当に必要な介護を提案します。

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