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高次脳機能障害の会きよす~心悩みわかちあい~

加藤武範

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テーマ:高次脳機能障害

高次脳機能障害をご存じですか?
高次脳機能障害とは、交通事故による怪我や脳血管疾患などの病気による脳の損傷が原因で、ふたつのことを同時に行うと混乱したり、視野が狭くなったり、言葉や感情をコントロールできずに家族や知人とコミュニケーションが取りづらい等、様々な症状が現れることをいいます。脳梗塞後などで半身まひ等の身体的な障害と合わせて起きることもありますが、目立った身体的障害が無くても高次脳機能障害がある方もみえます。
一見、元気に見えるのに、高次脳機能障害が残存している場合、ご本人はリハビリを受けたくとも介護保険サービスを受けれない、身体障害者にも該当しない等、制度の狭間に置かれてしまうケースもあります。ご本人さん自身、深く悩み、自暴自棄になったり、意欲を失う方もみえます。
また、ご本人と一緒に生活しているご家族が様々なストレスを抱える場面が多くみられます。例えば、家族で外出する時、本人さんが出発時間の2時間前から玄関で靴を履いて待っている。ご家族が何か指摘すると大きな声を出す。逆にズドーンと落ち込んでしまう等、けがや病気をする前の状態と比べると明らかにおかしな事に気付く事が積もり積もって、ご家族が精神的に辛くなってしまうこともあります。

清須市では、昨年6月より高次機能障害者の会(当事者会・家族会)が立ち上がっています。実は、私がケアマネジャーとして関わった方が、発起人として会を立ち上げられています。私もサポーターとして少しお手伝いさせて頂いています。昨日の定例会では、会の正式な名前が決定しました。

「高次脳機能障害の会きよす~心悩みわかちあい~」

当事者、家族、専門職や社協の関係者が定期的(第3水曜日午後・清洲総合福祉センターにて)に集うことで、お互いに心に積もった気持ちを吐き出し、暮らしに生かせる、学びに生かせる活動を目標にする事になりました。お近くの方で、高次脳機能障害にお悩みの方、興味のある方は、ぜひとも足をお運びください。

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加藤武範
専門家

加藤武範(ケアマネジャー)

合同会社福寿想

リハビリ病院で医療ソーシャルワーカーをしていた経験から、地域のネットワークとも連携。従来の福祉的な視点に捕らわれない柔軟な発想で、介護を必要としている方やその家族にとって本当に必要な介護を提案します。

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