マイベストプロ、始動!(2018.3.26)
今年はベートーヴェン生誕250周年!
ということで色々な企画がありましたが・・・。
年末にベストに出会えました(^^)
今は、九州へ移動中。3泊4日の出張です。
たまには音楽ネタを投稿したいと思います。
今年はコンサートがほとんどなかっただけに、
CD等で渇きを癒す日々でした。
ベートーヴェンのセットものが多く出て、
交響曲全集、ピアノソナタ全集などが複数リリースされて・・・
財布のひもが緩みっぱなしでした。
その中で、今日手にした、コンセルトヘボウの交響曲全集は、
これまでの全集の中でもベストと思われるすごいものでた!
コンセルトヘボウの全集、という言い方は珍しいですよね。
通常は指揮者の名前が冠されるわけですが、
これはオランダのロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団が
古くは1978年から、そして2010年までのライブ録音から、
9曲の交響曲それぞれが別の指揮者で選ばれた全集なのです。
こういう企画は、あまり好きではなく、
そこまで期待していたわけではなかったのですが・・・。
1枚目の交響曲第1番、ジンマン指揮2010年のライブを聴いて、たまげました。
ものすごい攻めの姿勢に貫かれた音楽なのです。
加えて、オーケストラの音がとんでもなく美しい。
そして、ホールの響きも最高で、
コンセルトヘボウの会場で聴いているかのような(体験はありませんが・・・)、
ベートーヴェンかくあるべし、オーケストラかくあるべし、
と何度も深くうなずきながら聴き入ってしまう音楽が、ここにありました。
そして、ライブ録音ということで、最後には大拍手!
1番があまりによかったので、次はどうかな・・・と。
2番はバーンスタインの指揮で1978年のちょっと古い録音。
正直、バーンスタインはあまり好きなタイプではないのですが、
これがまた超重量級でかつ鮮度が凄い音楽でした。
1番もそうでしたが、今、ここで、音楽が作られていっているという
現場感がすごい録音でした。
3番はアーノンクール。コンセルトヘボウということで、
古楽のクセが気になり過ぎず、堪能できました。
4番はブロムシュテットで2番のバーンスタインにも通じる
重厚かつ迫力のある演奏がブラボーでした。
5番はヤンソンス、6番はノリントン。6番の軽妙さがさわやかでありつつ、
ここでもコンセルトヘボウの音色の魅力が圧倒的でした。
7番は伝説のクライバー。8番はヘレヴェッヘ。
9番はドラティというラインナップでした。
まだまださわりしか聴いていない盤も多いので、
早速iPhoneに入れて、出張中に楽しみます。
全体を通して、高級感とライブ感と生命力にあふれた、
ベートーヴェンはこうあってほしい!と思わされる内容です!
長くなってしまいましたが、これまで聴いてきた
交響曲全集の中でもベストを狙うものと思いました。
ほとんどが未発表盤ということで、1978年からの録音もあったことから、
よっぽどセレクトして9曲選んだのでしょうね。
この企画にもブラボーでした(^^)。