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年金の制度について⑤~支給開始年齢の特例~

三井倫実

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年金の支給は60歳から昔は、厚生年金も共済年金もされていましたが、現在は高齢化の進展や財政状況の悪化から段階的に65歳からの支給に引き上げられています。

支給開始の年齢は図の通りです。






そのため、今年の4月2日からは61歳にならないと厚生(共済)年金も国民年金も貰えない人が出てしまうことになりました。それでは、60歳で会社を退職した方が1年間何も収入が無い!ということになってしまうことがありますので、会社の退職年齢も厚生年金や共済年金の支給開始年齢に合わせて段階的に引き上げられることになりました。

外国では、年金の支給開始年齢が日本よりも高く、67歳とか68歳からなんて国もあります。このまま、財源が不足したままだと日本の年金の支給開始年齢も70歳からとかさらにあげられてしまうかもしれません。
そうならないように、政府でしっかりとした対策を立てていただきたいものですね。

次回は、年金の支給開始年齢の繰り上げ、繰り下げについて解説します。


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専門家

三井倫実(社会保険労務士)

社会保険労務士法人 ミーツ

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