心理カウンセリングの方法 動作法で本来のわたしを取りもどす
昨年末,YBSラジオ(765㎑)「ラララ♪モーニング」出演し,冬季うつやメンタル不調,コロナ禍のストレスや心身一如のストレス対処,心のケアの第一歩などについてお話させていただきました。また,村上アナウンサーから心理カウンセリングに関するご質問もいただきました。ありがとうございました。
このコラムの中では,心理カウンセリングの意味や役割,その効果について,ラジオで話したことや,その後ご視聴いただきた方からご質問いただいたことなどを何回かに分けて書いてみようと思います。心理カウンセリングへの理解が少しでも拡がることを願っています。
村上アナウンサー
海外のスポーツ選手や企業ですと、当たり前に活用している印象がありますが,まだまだ日本ではカウンセリングを受けたことがない、という方も多いと思います。心理カウンセリングとは、どんなことをするんでしょうか?
私は,次のようにお答えしました。
「メンタルトレーニングとかストレスチェック制度などによってスポーツ選手や大きな企業では活用されてきていますし,病院や学校ではカウンセラーが配置されています。しかし日本では,中小企業や個人の方で心理カウンセリングを受ける方はまだまだ少数だと思います。あまり知られていませんがスポーツ界のメンタルトレーニングは,実は日本が発祥です。今は逆輸入のような形で取り組まれています」。
※メンタルトレーニング発祥についてのコラムは,HPにて後日配信予定です。
「メンタル不調の原因は,本来の自分らしさが発揮できていない状態だと私たちは考えています。
発揮できない原因は,ストレスの対処力や人間関係の取り方であったり,家族や幼少期の体験が関係していたり,身体や器質的な要因など様々ですが,心理カウンセリングは,カウンセラーとの対話の中で,自分の考え方や本音,夜見た夢とかイメージとか,身体表現などをやりとりしながら,その人の本来の自分らしさが発揮できるようになっていくことをサポートするものです。また,それによってメンタル不調だけでなく,他の問題も改善していくと考えられます」。
※本来の自分らしさと偽りの自分,という視点があります。後日投稿したいと思っています。
「身体の健康のために,病院だけでなくフィットネスジムやマッサージや,サプリメントや色々なことで予防や促進していますが,心の健康も同じように病院だけでなく,心のフィットネスジムといった感じで心理カウンセリングも身近にしていきたいと考えています」。
「心の健康を促進するようなカウンセリング文化が根付くことで,メンタル不調やハラスメントといった大人の問題だけでなく,不登校やいじめ,親子関係といった子どもや家族の問題,それから災害や事故事件後の心のケアといった地域の課題にも良い影響となるのではないかと考えています」。
つづく
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