エンゲージリングのリフォーム
ダイヤモンド・4Cのカラット
4Cのそれぞれを小売りの現場からの目で記してみましょう。ただ、当店の場合は完成品を販売することは滅多にありません。オノスペシャルでダイヤ選びからスタートし、ダイヤジュエリーの誕生を目指しますので、他の宝石店とは異なるかも知れません。
■カラット(Carat)⇒重量(略字ではct)。1カラットは0.200g。他の品質が同じであれば、重い程高価となります。電子カラット天秤ではかり、小数点以下3位まで測定できる。
『大粒ダイヤとか大きなダイヤ』との言い方もしますが、実際は重さです。ただ、重さは見た目で分かりにくいですが、外見の大きさは分かり易い為に『大きいダイヤ』と言われがちです。
ダイヤには特殊な性質があります。
カラット以外の品質(カラー、クラリティ、カット)が同じであれば、重さの範囲以内で価格が正比例に変化します。
例えば・・・・・・・・・・・・・0.200ct~0.249ct、0.250ct~0.299ct、0.300ct~0.399ct、0.400ct~0.499ct、0.500ct~0.599ct・・・・・・・・・
一括りはそれぞれ正比例で価格が変化しますが括りが重くなれば、価格上昇の割合が高まります。
重さと価格の関係ですが重さが2倍になれば価格も2倍とはなりません。
0.200ct~0.249ct,D,VVS2,HCEXのダイヤと2倍の重さの0.400ct~0.499ct,D,VVS2,HCEXのダイヤの価格を比較しましたらおおよそ3倍でした。
0.250ct~0.299ct,D,VS1,HCEXのダイヤと2倍の重さの0.500ct~0.599ct,D,VS1,HCEXのダイヤの価格を比較しましたらおおよそ3.7倍でした。この様にダイヤの重さが重くなるほど、価格は高くなりますね。
ダイヤを選ぶ際、重さだけで選ぶことは滅多にありませんが、中には4Cの内、カラットだけを重視して他の3Cは低品質のダイヤを選ぶ場合もあります。価格は低価格となりますが輝きが弱くなります。一般的には、用途(リング、ペンダント、イヤリング、ピアス、ブローチ、タイタック等々)に応じて、ご予算の中で4Cを組みわせて選ぶ場合が多いです
年齢が加わりますと大き目なダイヤを選ぶようですが、これはダイヤだけでなく、ほとんどの宝石に見られる傾向です。
次回はカラーにふれてみましょう!!