エンゲージリングのリフォーム
ジュエリーのリフォーム&リメーク
宝石箱や金庫やタンスに仕舞われ、久しく使われていない、思い出がいっぱい詰まったジュエリーや大切なお人からのジュエリーに新たな生命を与えて見たいと思いませんか?
ジュエリーは「使って欲しい」叫んでおりますよ。
それにはリフォームやリメークが最適です。
使われないジュエリーの原因は『デザインが古い』『使い勝手が悪い』『壊れている』などが主な理由と思われます。
それらのジュエリーのたどり着く先の一つは宝石店やリサイクルショップですね。売りに出されると云うことです。当店でも年間を通しますと買取りが結構あります。確かに地球の温暖化防止にとりましては貴金属や宝石のリサイクルは必要です。貴金属や宝石を地中から掘り出すことよりは、リサイクルの方がはるかに地球に優しいからです。
ジュエリーの素晴らしいことは、代々受け継がれることが可能なことと考えます。誕生した時のデザインで永く受け継がれたり、デザインを変えながら受け継がれたりと様々です。
常にご愛用頂きたいジュエリーの一つがブライダルジュエリーです。
エンゲージリングのデザインの変化は早いものが多く、拝見させていただきますと、いつ頃のリングかおおよそ分かります。1970年代から1980年代のダイヤモンドのエンゲージリングが使い勝手の良いリングへのリメーク依頼、更にはリングからペンダントへのリメーク依頼が多いです。お出かけ用から普段使い用へのご希望も多くなっています。
マリッジリングですが、以前ですと生涯を通してそのままのデザインでご愛用頂くことが多かったですが、最近では節目の記念日(10周年、20周年、25周年・銀婚式等々)にペアでのリメークや、ペアを奥様用に1個にしたいとの要望があります。
仕舞って大切にするのではなく、使って大切にする傾向だと考えております。
リフォームとリメークはどう違うのかと質問されることがあります。宝石業界では作り変えることをリフォームと一括りしているようでもあります。
ジュエリーに手を加えることをリフォームと考えます。修理の延長のようなものから、リングの腕を切り取って、バチカンを付けてペンダントになど相当に幅が広く、とても奥が深いです。
リフォームすることで、豪華さが増したり、強度が強まったり、使い勝手が良くなったりに繋がります。リメークに比べご予算も少なく済む場合が多いです。
それに対して、ジュエリーを一度壊し、新たなジュエリーを誕生させることをリメークと考えます。多いのがリングからペンダントに、その逆のペンダントからリングにです。
リメークの場合は宝石制作と同じです。
手作り、キャスト枠を基本とした制作、ワックスを使った制作、キャド―による制作、色んな製作法を組み合わせた制作などです。
手作りは鍛造法で作り上げてゆきます。当店が最もお勧めする方法で、お客様のご要望を多く取り入れることが可能です。リメークする前の金属が使えますので割安となります。
ワックスを使う方法は、鍛造法で作ることが難しい場合に使います。1個を作る場合は割高ですが、数多く作る場合は最適です。先にワックスの見本ができますので、本作りに入る前にご覧いただけます。また、変更も可能です。
キャスト枠(出来合いの枠)を使用するのは写真などでご覧いただけます。この場合、リメーク前の金属は買取りとなります。
最近はキャド―による制作もあります。それぞれの製作には、それぞれの特色がありますので、よく説明をお聴きいただき、そのうえで、選択なされましてはと思います。最終的にどの方法でのリメークが最適かは、それぞれで見積もっていただいて決められては如何でしょうか。
これから時折、実例に写真を取り入れながらご紹介させて頂きます。勿論、お客様の了解を得ていただいてからの事です。
是非、ご相談頂きたいです。