エンゲージリングのリフォーム
黒蝶真珠ジュエリーの選び方
「黒真珠と黒蝶真珠は同じですか?」と時々聴かれます。
本来ですと黒蝶真珠を黒真珠と呼ぶのでしょうが、黒い真珠の総称を黒真珠(アコヤ真珠や淡水真珠を処理した黒い真珠も含めて)と呼ぶこともあります。
クロチョウガイを母貝として誕生した真珠が黒蝶真珠です。ロマンと神秘性に満ちた〝黒蝶真珠〟は、赤道を中心とした熱帯地方に生息するクロチョウガイを母貝としております。天然の黒蝶真珠は昔からヨーロッパの王侯貴族に秘蔵されておりました。やはり宝石の女王様ですね。
主な養殖地はタヒチ、ニューカレドニア、石垣島等です。
日本では黒蝶真珠のご愛用の範囲が広がり、フォーマルだけでなく、カジュアルにも、又、仏事に限られることなく、様々にお使い頂いておられます。
黒蝶真珠の凛とした美しさはとても魅力的で、益々需要が多くなることでしょう。常時、黒蝶真珠ネックレスがございます。先ずは、ご覧頂きたいです!!
【品質】
黒蝶真珠はダイヤの様に明確な品質基準は存在しておりませんが一般的にはアコヤ真珠と同じで下記の要素が品質を構成しております。
◎テリ ◎巻き ◎大きさ ◎形 ◎色 ◎傷 ◎連相(ネックレスの場合)
それぞれの要素は、実際にご覧頂き、ご確認なされますことをお勧め申します。特に色は様々な色合いがあり、ピーコックカラーが最高とされておりますがお好みで選択されておられます。それと色は太陽の光や、蛍光灯、電球等によっても微妙に異なりますのでお気をつけ頂きたいです。
【価格】
品質次第ですが、ネックレスの場合は、数万からスタートで上は限りが無いほどです。丸系でも10万代からありますので、実際に手に取ってご覧頂くことが大事だと思います。
ネックレス以外のジュエリーは一般的にはネックレスより高品質の黒蝶を使用することが多いです。ネックレス以外でも、やはり手に取ってご覧頂きたいです。それは、先にも述べましたが、ダイヤモンドの様に明確な品質基準が確立されていないからです。
価格はそれぞれの品質の要素の組み合わせで構成されております。同じご予算でも、どの要素に重きを置くかで巾広い選択が可能です。
【染めの黒真珠】
アコヤ真珠や淡水真珠を黒蝶真珠と似た様な色合いに着色処理した真珠も黒真珠と言っておる場合がありますが、正確には処理(染めた)した黒真珠です。処理がされておる真珠の場合は、鑑別書に明記されております。
【真珠ジュエリーの取り扱い】
硬度が3.5前後と低いですので、傷が付き易いです。
真珠ジュエリーは、お化粧、ヘアスプレーを済ませ、香水が乾いてから、身に付けて下さい。少しでも真珠に触れたなら、柔らかい布で拭きとって下さい。酸、アルカリ、果汁に触れたら、真水で流すのが良いです。真珠の基本の手入れは、拭くことです。
入浴の際は外すこと、そして、保管の際は、乾燥剤、防虫剤などを使用しないことです。
真珠ジュエリーの中で、最も劣化しやすいのがリングですね。ネックレス、ペンダント、イヤリング、ピアス、ブローチはリングに比べ劣化しにくいですが、ご愛用の仕方ですね。
あらゆる種類の真珠がデリケートな宝石なのは、生物が作り出した宝石で、炭酸カルシウムを主体とした無機成分の他に、コンキオリンと呼ばれる蛋白質を主体とした有機成分、それに水分等を含有しているからです。
〔真珠:美と健康をもたらす海がくれた贈り物〕
宝石言葉:健康・長寿・安産・美容・富
真珠の力:◆潜在能力を引き出してくれる。◆芸術的な才能をアップする。
ジュエリーは心身にとても良い効果をもたしてくれます。又、周りの皆様にも元気を与えてくれます。
お持ちでありますそれぞれのジュエリーは、『大事に保管』するのではなく『大事にご愛用』なされますことを強く、お勧め申します。
それには、メンテナンスがとても重要です。メンテナンス(サイズが合わないリングや宝石が取れたリング、切れたネックレス、変色したジュエリー等々)が必要な場合はお早めに直しましょう。ほとんどの修理は時間が必要です。
マリッジリングは別格ですが、色んなジュエリーはご気分、季節、お召し物等に合わせてご愛用頂きたいですね。いつも同じジュエリーですとどうしても劣化しやすくなります。