突然の寒波! 極寒の船の雪下ろし!
かねてよりご予約の入っておりました、地元出身の方の海洋散骨を先日執り行わさせて頂きました。
今回乗船されるご遺族、ご親族様の皆様(6名)は、事前に連絡を取り合いながら、それぞれ各地より集結されたようでした。皆さんのご都合やお仕事の調整でようやく日取りも決定しましたが、あいにく赤川花火大会と日程が重なり地元のホテルや旅館は早くから予約客で満室。故人の奥様はじめ、遠くは関西方面からお越しなられた方もおられましたが、お宿の手配から、日程時間調整などご苦労されたようでした。
ようやく海岸沿いのホテルを確保し、前日よりその日に備えてはおりましたが、突然発生しました台風11号に余波が残る台風9号、10号と進路方向が定まらない状況に、予備日として翌日も含め2日間は準備お約束もしておりましたが、その翌日も荒れそうな天気予報・・・
残暑も厳しい中、ご高齢の方も乗船されるということで、当初は夕方からの出港を予定しておりましたが、夕方の天気予報、風波予報も強まりそうで、処々の状況を勘案した結果、急遽当日の朝一番の出港に変更する事となりました。この判断には、お客様からも快くご了解頂きました。
当日、出港間もなくは、雲間から太陽も顔を覗かせておりましたが、港を出て雨が降り出し、先々の不安もありましたが、なぜか散骨ポイント到着時には雨風とも弱まり、皆さんデッキに出て潮風にあたりながら、笑顔も見られるなかで、無事に海洋葬を執り行うことが出来ました。
時々強く吹く風にも乗り、花びらが海面に咲きとても綺麗でした。
海洋散骨セレモニーも無事に終えた頃、奥様からこんな一言が、
「主人に若い頃、よく県境にある三﨑公園に連れて行ってもらいました。十六羅漢など・・・」
こういった場合にレスポンスよく動けるのが当社の強みです!
天候予報、海の状況などを考慮したうえで、皆さんの体調をお聞きしたところ、
「全然平気!気持ちいいです!!大丈夫です!!!」
乗船者全員の体調を確認し、雨雲を気にしながらも進路は北へ。 エンジン音も快調です!
少し潮風やスプレィーを受けながら、思い出深い県境にあります三﨑公園沖に到着。
想い出がいっぱいの三﨑公園は、海から見ますと岩肌が少し荒っぽい眺め、それでも一生懸命カメラ撮影、それから海からの十六羅漢巡りへと。
奥様には、遠い昔の思い出がよみがえってきたのでしょうか?
笑い声や歓声で沸き上がる後部席のなかで、笑顔の中にも時折目頭を押さえる奥様の姿がございました。亡き旦那様とよく来られたとのこと、その頃を想い出されていたのでしょう。
無事に港に帰り、皆さんがしっかりとした足取りで船を下りた頃、娘さんからの一言でした。
「いろいろとお気遣いを頂き有り難う御座いました。母も大変喜んでおります。」
その一言を受け、1週間前からの天気予報、台風の狭間での海洋散骨、気苦労が一瞬ですっ飛びました。
本当にこの様な不安定な天気のなかで、急な時間変更など御座いましたが、皆様のご理解のおかげで海洋葬が無事に終了できましたこと、皆様に深く感謝申上げます。
今回ご紹介した海洋散骨の画像は・・・こちら
海洋散骨予約 メモリアルクルージング
9月は3件の海洋散骨と、メモリアルクルージングのお問い合わせと予約が入っております。
一件は地元酒田市の方からのお問い合わせで、亡き奥様の遺言に沿い天気を見ながらいつでも、とのお話を頂いております。四十九日が過ぎた頃にと、現在ご親族との調整中とのことです。
お隣、宮城県の方からはお母様のご遺骨の代行散骨をご契約頂き書類その他揃った段階で執り行う予定となっております。
昨年お母様の海洋散骨葬で当社をご利用頂きました東京のご家族より、散骨した同日のメモリアルクルージングのお約束も頂いております。
この時期、台風到来シーズン、それだけが心配ですが、お客様の安全を最優先に日程調整させて頂きます。
海洋散骨・代行散骨・メモリアルクルージングに関するお問い合わせは・・・こちら
粉骨業務
最近になりご遺骨の粉骨ご依頼、お問い合わせが増えております。
時間にして準備からおおよそ1時間ほどの工程ですが、ご依頼者のご希望に沿って分骨をして手元供養に備える等、最近は多岐に渡りご相談を受けます。
地元の葬儀社セレモニーセンター経由のご相談もありました。
田舎で一人暮らしの親の葬儀を終えご遺骨を抱いての電車や飛行機利用に、その姿に抵抗があるらしく、粉骨にして絶対量を小さく加工して、交通機関を利用する方が増えているそうです。
粉骨に関するお問い合わせは・・・こちら
最近は朝夕とめっきりと過ごしやすくなりました。
昨日の酒田港からの夕日、真っ赤に燃えた太陽が西の海に沈む様を見ますと秋の風情を感じます。
故郷の海で海洋散骨などご計画の皆様、夕刻時の海洋散骨も如何でしょうか?
ご相談お待ち致して下ります。