ご遺族に代わり散骨します 「代行散骨」
遺品整理作業や海洋散骨葬に関するお問い合わせなど春頃から多数受けるようになりました。今月実施した海洋散骨葬は天候にも恵まれ、またご依頼者様の時間調整などのご協力も頂きながら計4件の乗船海洋葬を無事に執り行う事が出来ました。
そのうちの1件は亡きお父さんを親子で地元の海に送りたいとのご依頼でした。
当初は午後の出航予定でしたが、午後から北風が強くなる予報でしたので、海洋状況を説明し朝7時出航の時間変更を提案させて頂いたところ快く了解のご返事を頂くことができました。
直前での時間変更でもあり午前への前倒しは私共も初めての経験で、ご依頼者様のご都合などもあるかと思いましたが、強風のなかご依頼者様を乗せて出港するよりは・・・と考えご提案させて頂きました。結果、比較的穏やかな海で無事に散骨葬を執り行う事が出来ました。ご依頼者様からも予定日に行うことが出来たと安堵と感謝の言葉を頂き、私共も胸をなで下ろした所でした。
今回は時間帯を変更して執り行いましたが、一日中悪天候の場合は順延とさせて頂く事もあります。ご依頼者様のご都合を伺って順延日を決めますが、日曜、祭日はどうしても混み合ってしまいます。お盆過ぎの予約も既に数件入っておりますが、やはり日曜や祭日に多くなっております。
山形での散骨葬をご検討されていた方でご希望の散骨日がある方は早めにお問い合わせ頂きます様お願い致します。
当社は実店舗でリユースショップを経営してますが、日祭日は店舗業務も忙しく人手が掛かります。今まで少ない人員で店舗業務と散骨や遺品整理などの外仕事を平行して回してきましたが、少人数での作業調整(パートさんの手配)にいつも悩まされております。
少数精鋭とは言ってましたが限界が来ているのかもしれません。
遺品整理 父親の実家整理
ネット検索で当社のホームページを見つけてお問い合わせ下さったお客様。
遺品整理士在籍に目が留まり、このマイベストプロのコラムの作業実績や詳細な作業説明などを読んだ上で、数ある遺品整理業者の中から当社を選んで下さったとの事でした。大変うれしくまことに有難うございました。
ご依頼内容は昨年お亡くなりになった旦那様のご実家の整理となります。ご依頼者は関東にお住まいの方でしたが早々に現場立ち会いのため来県されました。現場玄関先でお出迎え頂いた奥さんと息子さんの若さに少し驚き、失礼にならないよう言葉を選びながら亡くなられた旦那さんについて伺いました。
「59歳でした・・・」
「大動脈破裂で、朝方突然・・・」
「体はまだ温かったので救急車を手配しましたが・・・当日病院で亡くなりました・・・」
居間の座卓で向かい合いながら奥さんが訥々と話してくれました。
茶の間の横に仏間が見え、中央に若い旦那様の真新しい遺影が見えます。「失礼します」と立ち上がり仏壇に向かい静かに合掌させて頂きました。立ち上がって振り返ると私の後ろ横で奥さんと息子さんも合掌されておりました。
お互いに暫く言葉が出ませんでした。
ご実家の状態など概要が分かった所で本件のご相談となりました。
1、2階はご自身で時間を掛けて少しずつ整理していく予定、その前に2階屋根裏の家財などを整理処分したいが物量が多く、また狭い階段からの荷下ろしなどを考えると自分達での片付けは難しいと判断し、私共へ依頼することを決め今回のお問い合わせとなったようです。
その屋根裏の状況を見させて頂きました。屋根裏と言っても天井裏の梁にコンパネを敷いた収納スペースで、三角形の空間に隙間なく奥の方まで物で埋め尽くされています。古い時代の板戸や生活雑貨、廃家電、昭和の時代のお雛様やスキーセットに工具類、数匹の剥製・・、この状況をみれば自身での整理を諦め、私共整理業者へ連絡するのも頷けます。
元々は旦那様のご実家でお爺さんとお婆さんの二人暮らしだったそうですが、お二人とも数年前に他界され、その後数年は空き家になっていたとの事。その間亡き旦那様も仕事の都合上すぐには実家の整理に手が付けられなかったようです。
居住スペースは昨日まで生活していたように片付いてますが、収納スペースには多くの品々が見受けられます。亡きお爺さんは団体職員としてお勤めの傍ら農家、菜園業を兼ねていたようで、倉庫にも農業部材など山積み状態です。一部の道具類は親戚などに分け与えたようですがそれでも倉庫内は多くの物品が残っています。
数時間を要して作業工程や搬出物量の確認、見積り材料を精査して翌日にお電話で見積り金額をお伝えするお約束をしてこの日は帰社しました。
翌日お昼頃に出来上がった見積書を手にお電話で作業説明と見積り金額をお伝えしてご検討頂いてましたが、その翌々日には電話があり、
「全て了解しました」
「母とも話し合いその金額、条件で遺品整理作業をお願い致します」
先様からの受注契約のご連絡受け早速作業員、車両の手配を行います。作業人数7名、車両は4トン車1台、ハイエースに軽トラック。
実作業では作業見積もりに含まれていない寝具類や衣類等もおまけ作業と致しました。布団の数で20組程、毛布やシーツ類、それに衣類や燃えるゴミ袋の山。トラックの隙間に無理やり押し付け粗大ごみと合わせ4トントラックほぼ満タン状態です。
お客様の親戚の軽トラックでお手伝いを頂き、自身で市役所のゴミセンターへ、レンタカーなどで搬出予定でしたが荷台隙間にほぼ積み込み大変喜ばれました。屋根裏の不用品、昔の建築資材など1点1点を屋根裏からトラックまでの運びだしで作業員全員の足や腕もパンパン状態(笑)
見積り時には物影に隠れて見つけられなかったブラウン管テレビやパソコンが出て来ましたがその分を追加請求する事は出来ません。処理費用が少しオーバーしましたがこちらで何とか処理して、先様からも感謝の言葉頂きながら帰社となりました。
遺品整理のご依頼を頂き有難う御座いました。
遺品整理・生前整理・実家片付けなどは・・・こちら
海洋乗船散骨
関東在住の方から亡き旦那様のご遺骨を地元庄内の海に散骨してほしいとのご依頼がありました。
乗船者は奥様と娘さん2人、地元に嫁いで山形在住の故人の妹さんの4名。当初の計画では息子さんご夫婦に子供さんも乗船される予定でしたが度重なる悪天候で順延となり、スケジュール調整が合わず結果4名乗船での出航となりました。
当日は静かな海で最高の海洋散骨日和となりました。
鳥海山も麓より望め皆様スマホを手に記念撮影にも熱が入ります。
しばらくして散骨ポイントに到着、周辺の安全や僚船の位置確認、潮風の流れなど確認して停船します。
3点鐘のあとに故人様のお名前を読み上げ海洋葬が始まります。船内スピーカーからはアメージング・グレースが流れています ♫~♪
故人の骨袋、遺影に皆様より合掌頂き、順次祭事が進行します。
少し多めに準備した花籠を手に持ち勢いよく献花、アフトデッキ横の波間にお花畑が現れます。花びらの合間にそれぞれの手から折り鶴と散骨が始まります。
静かに流れる潮に乗り乳白色に衣替えを終えたお父さんが一面に広がり静かに船べりを花びらと共に離れて行きます。しばらくすると鳥海山の麓へと花道が出来上がります。
入道雲の様に広がり流れ逝くお父さんをジッと見つめながら皆さんで合掌。小声ながらもお父さんへ別れの言葉、感謝の声も聞こえ、その後は静かに目頭を押さえます。
またしばらくすると誰となく笑顔が戻り花道をバックに記念撮影です。
今回お仕事でご参加出来なかったご長男様のご家族にも良いご報告が出来そうです。
港に戻り船を降りると皆さん満面の笑顔で、感謝の言葉もたくさん頂きながらお別れの挨拶となりました。
後日、散骨証明書と数枚のスナップ写真、メモリーカードを添え送付させて頂きました。
この度はお父様の海洋散骨葬、YAMAHIRO号をご用命頂き有難う御座いました。記念日、回忌法要などのメモリアルクルージングなどもお受けしてますのでぜひご利用下さい。
この度はまことに有難う御座いました・・合掌
海洋散骨のご用命は・・・こちら