突然の寒波！ 極寒の船の雪下ろし！
色々なご相談をお受けしてます。ほんの一例ですがご参考まで。
持病など無い元気な親、もしくは夫との同居生活がある日突然の病、不慮の事故などにより親や夫との意思疎通が全く出来なくなった。もしくは不幸にも突然死などに見舞われた場合、その方の預貯金口座の暗証番号が分からない。銀行にその旨を連絡したところ「親・夫の口座の凍結」年金も引き出せない・・・、これが現実でありレアなケースではありませんよくある話なのです。
こんなご家庭もございました。
知らず知らずのうちに自分の貯金がおろせない等と愚痴を言い始めた親。それとなく異変はあったものの同居家族も気が付かないうち静かに認知症が進んでいたとの事。
実際このようなご家族が増えており、お互い元気なうちに色々な手当てを考え備えなければいけません。いざと言う時に慌てないためにも互いがしっかりと準備する事が必要です。
親の死後などにそれらを理由に葬儀費用も手当て出来ず慌てたご家族の多い事に驚きます。
ご自身の預貯金で葬儀費用など賄える方なら問題ありませんが、皆さん全てがそうとは限りません。
親や夫の突然死、財産管理など今社会問題にもなってきております。
後に弁護士や司法書士の手を借りて行うことになりますがその費用も高額です。
初期費用で200,000~300,000円位と聞いています。（成年後見制度など）
家族や親族で管理する場合は格安です（任意後見制度）
元気なうちに（代理人カード）等を作成して親子（同居家族・夫婦間）で親や伴侶の口座管理が出来るシステムもあります。窓口銀行に親子やご夫婦で相談し通帳、キャッシュカードや銀行印など持参でご相談されます事をお勧め致します。その経費も格安と聞いております（2,000円程とか）
その他日常生活自立支援事業など社会福祉協議会窓口でもご相談も出来ます。
もちろん親や互いが元気なうちのお話です。預貯金の出し入れや年金受け取り手続きなども出来ます。その費用も格安と伺っております、まずは出来る処から始めてはいかがでしょうか？
転ばぬ先の杖・・余談でした。
海洋乗船散骨
海洋散骨のご相談が相次ぎ今月だけで数件、コロナ禍の中でも色々なご事情もある様です。
昨年来のご相談案件でした。
若くして旦那様を亡くされ都会の墓所に数年前埋葬されていましたが、お寺さんにお願いしてご遺骨の一部を掘り出し分骨。「そのお骨を故郷の海に還してやりたい」その一心での行動でした。
庄内空港からご依頼者様を乗せて酒田マリーナへ直行。
天気が大変気になるところでしたが、当日は不思議と陽も差し波風も穏やかで前日の天気が嘘のように鳥海山も山頂までハッキリと望めます。
アフトデッキに座るご依頼者様も海から眺める亡き旦那様の故郷、鳥海山を長い時間見つめておりました。
「主人の好きだった鳥海山の話、いつも聞いておりました」
「素晴らしい眺めですね！」
海洋散骨葬も佳境に入り花びらと共に乳白色に衣替えした旦那様が波間に見え隠れしながら静かに船縁を離れて行きます。その様子を船上から一人長い時間見送っておりました。
声こそ聞こえませんが何かを囁き安堵したお顔が大変印象的でした。
「長い間心に引っ掛かっていた針が・・今静かに外されました」
「ホッとしております。彼も喜んでいると思います。有難う御座いました」
旦那様の願いを叶えたい、早く故郷へ連れ帰りたい。そんな想いでご依頼されたご依頼者様は長年の願いが達成された安堵感でしょう、下船後の晴れ晴れとした笑顔が全てを物語っておりました。
私共クルーもこの満足された表情に疲れもふっ飛びます。
数日後に散骨証明書やスナップ写真の送付をさせて頂きました。
この度は海洋散骨船YAMAHIRO号をご指名頂き有難う御座いました。
合掌！
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