原田誠プロのご紹介
伝統ある「屋根瓦」文化から 新しい瓦の活用を生み出す(1/3)
5代目若社長は「瓦」活用のアイデアマン
1894(明治27)年創業から120年余の歴史をもつ「原田瓦工業」。その5代目として、社長とともに経営を任されているのが、社長の息子である原田誠さんです。
日本海に面して潮風が吹く酒田市では、古くから屋根瓦が重宝されてきました。
幼いころから工場にある瓦を見続けてきた原田さんは、建築の知識を深めるため大学に進学し、卒業すると同時に社長の後継者として入社しました。
「まずは現場のことを知るために、屋根工事に関わること全般に従事しました。屋根の施工や瓦をはがす作業はかなりの肉体労働でしたが、まずはその大変さを知って、それから徐々に経営の分野を担うようになりました」
それから10年。原田さんは、「瓦」の持つ伝統と歴史を堅固に守りつつ、現代のスタイリッシュな家に合う屋根瓦の提案や、エコロジーの面から廃瓦のリサイクル活用など、新たな瓦の活用法を見いだし、頭角を現し始めています。
「純和風だけでなく、モダンなデザインで一見すると瓦だと気付かないような、おしゃれな外観の瓦もあります。『瓦』を取り入れることが、個性の表現の一つになればと思っています。酒田市は古くから瓦屋根が根付いている地域ですが、もっとたくさんの人に瓦の良さや温かみを知ってもらい、瓦屋根が似合う港町として有名になるのが夢です」
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