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瓦の塗装は本当に必要?塗装が必要な瓦の見分け方!

原田誠

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テーマ:瓦屋根トラブルは、これで回避!

新築した家も年数を経ていくことで少しずつ劣化が進んでいきます。そのためメンテナンスが必要になりますが、そのなかでも外壁は、常に雨や風、埃にさらされているため、定期的にメンテナンスを施しより良い状態を維持しなくてはなりません。

外壁は、塗料の寿命によって変わりますが、短いもので4~5年、長くても15~20年に一度は塗り替えを行います。そこで、気になるのが屋根瓦です。
外壁と併せて瓦の塗り替えをしなくてはいけないのでしょうか?そもそも瓦は塗装が必要なのでしょうか? 今回は瓦の塗装について詳しくご説明します。

瓦塗装の必要性

常に外気にさらされる外壁は定期的に塗り替えなくてはならない。

であれば、雨や風、埃に加え直射日光も常に浴びている瓦の経年劣化は、外壁よりもひどいのではないか。そして経年劣化がひどいのであれば、外壁同様に定期的な塗装が必要なのではないか、と考える方が多いでしょう。

では、瓦に塗装は必要なのでしょうか?

結論からいうと、瓦には塗装が必要なものと必要でないものがあります。具体的には瓦をつくる際の主成分によって、必要かどうかが変わってきます。ここでは、主な瓦の特徴を簡単にご紹介したうえで、塗装の必要性も見ていきましょう。

【粘土瓦】
粘土でつくられた瓦で、日本瓦とも呼ばれる瓦です。ほかの瓦に比べて重く、台風や嵐などの強風に強い反面、地震には弱い面がありました。ただし、耐久年数は最も長く、しっかりとメンテナンスをすれば、50年以上持つことも珍しくありません。しかも、現在では耐震・耐風工法も確立されているため、地震にも強くなっています。

この瓦は、表面に釉薬を塗って焼き上げたり、燻したりしてつくるため、塗装の必要はありません。

【セメント瓦】
セメントや砂、水を混ぜ合わせ、セメントの化学反応によって硬化させてつくる瓦です。柔らかく割れやサビが少ないといった特徴がありますが、粘土瓦ほど強度はありません。一般的な耐用年数は30年程度です。

セメント瓦は、ほかにモニエル瓦、スレートなどいくつかの種類があり、現在、一般家屋で最も多く使われている瓦はスレートと呼ばれる瓦です。

セメント瓦はすべての種類において色、ツヤに乏しく、防水性もないことから必ず塗装をする必要があります。

【金属瓦】
金属瓦は、粘土瓦やセメント瓦に比べ重量が軽く、防水性が高いことが大きな特徴です。ただし雨音が響きやすい、傷やサビができやすいといったデメリットもあります。一般的な耐用年数は20~30年程度です。

金属瓦は、上述したようにサビができやすいといったデメリットがあるため、サビの発生を防ぐという意味でも塗装は欠かせません。

瓦屋根の塗装にかかる費用は?

上に記したように、瓦は種類によって塗装が必要なものとそうでないものがあります。では、実際に瓦塗装をした場合、どれぐらいの費用がかかるのでしょう?

塗装といっても、塗る作業だけでなく、いったん高圧洗浄で現在の塗装を落とし、下地処理をした上で行います。このほかに屋根に上がる足場を組む費用もかかりますので、塗装の前段階までで30万円程度はかかります。

次に塗装にかかる費用ですが、これは塗料によって変わってきます。

一般的な相場としては、ウレタン塗料で1,800~2,000円、シリコン塗料で2,000~2,500円、フッ素塗料で3,000~3,500円です(どれも1平米あたり)。この価格差は、耐用年数の違いが大きく、ウレタン塗料で7~10年、シリコン塗料で10~15年、フッ素塗料で15~20年が大よその耐用年数です。

屋根材の塗装を行う際の注意点

日本瓦は基本的に塗装の必要性はありませんが、それはメンテナンスの必要がないというわけではありません。美しい景観を長く保つためには、定期的なメンテナンスは必要です。

またセメント瓦の塗装に関しては、セメント瓦とモニエル瓦で塗装の方法が異なるため、間違えて塗装してしまうと、すぐにはがれてしまう場合があります。どちらもセメントでつくられていることもあり、パッと見では見分けられない場合もありますので十分な注意が必要です。

屋根材の塗装は高圧洗浄や下地処理も必要となる上、高所での作業となるため、専門家以外の人が行うことは非常に危険です。

また慣れていない人が屋根で作業を行うと、誤って瓦を踏み割ってしまうこともあり、かえって費用がかかってしまうこともあります。そのため、塗装が必要な場合は、必ず専門家に依頼するようにしましょう。

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原田誠
専門家

原田誠(職人)

株式会社 原田瓦工業

屋根瓦工事は「丈夫で長持ち」との定評あり。神社仏閣の屋根瓦施工はもちろん、おしゃれな家にピッタリの個性豊かな屋根瓦、ガーデニングに最適な廃瓦リサイクル商品まで、身近な空間に新しい瓦の活用をご提案します

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