原田誠プロのご紹介
伝統ある「屋根瓦」文化から 新しい瓦の活用を生み出す(2/3)
屋根工事の定評は 腕のいい職人を育てている証し
海から吹く潮風、冬の降雪と強風。そんな過酷な環境の中でも崩れない屋根瓦の施工は、古来より受け継がれてきた伝統の技です。
屋根の上で、瓦を一枚一枚つなぎ合わせ、固定させていく過程は、手を掛けただけ丈夫になり、多少の災害でも崩れることがありません。その確かな技術に関する評判は人から人へと伝わり、大手メーカーをはじめ県内外から屋根工事の依頼が絶えません。
「神社やお寺、歴史的建造物はずっと扱っていますが、東日本大震災のとき、当社が施工した宮城県岩沼市のお寺の瓦屋根は崩れなかったんです。県外では、有名ホテルから依頼が来たこともあります。趣のある瓦の屋根が再び評価されてきていると思います」
屋根瓦を施工する社員は、現在12人。そのうち、かわらぶき技能士1級取得者が8人、2級取得者が2人など、個々が技術を磨いています。
「昔は、屋根瓦職人は季節労働者で、雪が降る季節には一度解雇する形がほとんどでした。しかしそれでは生活が大変ですから、社長は皆を完全雇用し、安心して技術向上に打ち込める職場環境をつくったのです。それが熟練の技を若い世代に伝えることにもなり、今の信頼につながっています」
建築業の中でも過酷といわれる「屋根工事」。その現場を担う職人を大切にしているからこそ、「丈夫で長持ち」と信頼される「屋根瓦の匠(たくみ)」の技術が継承されています。
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