リノベーション住宅施工中
現在住宅業界で問題になっているのが“空家”です。
富山県はまだ全国平均よりも少ないとはされていますが、この少子高齢化の波は必ず富山にもやってきます。
富山県の持ち家比率は全国トップクラスでもあり、20代での取得率も高いんですよ。
ということは、
核家族化が進んでいるということですね。
そしてその核家族の持ち家から“空家”が増えていく可能性が高く、“空家比率トップクラス”もない話ではありません。
富山の住宅のほとんどが木造の建物。
日本人の頭の中では木造の耐久年数は30年程度と考えられていることも少なくありません。
しかしながら職人が建てた家がそんな30年程度で建て替えの対象になるはずもないのです。
屋根、外壁、内装、住設機器などは取替しないといけないですが、基本構造部はまだまだ元気な建物が多いんですよ。
しかしながら中古住宅は保証もないし、安心して購入することは難しいですよね。
そこで“安心して中古住宅を選べる市場をつくる”ために設立されたのが
『一般社団法人 リノベーション住宅推進協議会』 なのです。
現在リフォームやリノベーションに関しては様々な分野が参入していますが、どこに依頼して良いのか、どのお会社さんがちゃんと施工してくれるのか、基準もなく迷うことばかりでした。
そこでちゃんとした品質を確保するために、一般社団法人 リノベーション住宅推進協議会が品質基準を定め、工事、検査、保証、工事履歴の仕組みを作っています。
2009年に設立されてから、全国にその取り組みは広がっていき、2017年にこの富山でもいよいよ動き始めました。
微力ながらヤマイチ株式会社もお手伝いさせていただくことになり、先日その富山支部の発足式が行われました。
建築会社さん、不動産業者さん、各種メーカーさんなど多くのジャンルの企業が参加されておられ、これからの富山の中古住宅市場が良い方向に変わって行く第一歩を踏み出したのではないでしょうか!
この富山でも安心して既存の住宅を購入できる時代がすぐ目の前まで来ています。
『一般社団法人 リノベーション住宅推進協議会』の詳しい内容はHPがありますので、ぜひご覧ください!
http://www.renovation.or.jp/