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消費税アップと住宅 2

廣瀬貴志

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「消費税5%のまま」と「消費税8%だけど住宅ローン減税拡充」のどちらがお得なのでしょうか?

土地は持っていて、住宅建築する場合を見てみます。

2000万円の家を建てるとすると、消費税アップで3%×2000万で60万のアップ、減税額は変わらずでこの場合は消費税5%時に建てたほうがお得です。
そもそも2000万以下のローン借入の場合は拡充はなんのお得ももたらしません。

では同じく4000万円の家を建てる場合は、消費税アップで3%×4000万で120万のアップ、減税額はプラス2000万×1%×10年で200万アップ。このケースでは税率8%になってもローン減税の拡充を受けたほうがお得と言えるでしょうか?
(単純化するためローンの返済減や納ている所得税額はあえて考えないことにして計算しました。)

ややこしいのはマンションを含めて土地と建物を同時に取得する場合です。

2500万のマンションを購入する場合、ローン減税拡充は500万×1%×10年で50万円です。

では消費税はいくらアップするのかは、パッと見はわかりません。
(土地に消費税はかからないため)
2500万円のうちの土地と建物の割合が必要です。
仮に市街地で土地の高い場所の場合で土地1500万・建物1000万の場合は1000万×3%で30万ですし、郊外型で土地800万・建物1700万の場合は51万です。

とすると同じ総額の物件でも損得が分かれます。


ですので、一概にどうすべきと言うわけではないことがお分かりいただけると思います。

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住まいづくりの相談窓口「hi-s」(ハイズ)/ヤマイチ株式会社

無料の住まいづくり相談窓口を運営し、家を建てようとする消費者に工務店や不動産業者の選び方などポイントをアドバイス。老舗建材商社の取引ネットワークを生かし、第三者の客観的な視点から的確な情報を伝える。

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