アウトドアテイストを取り入れ、心がより豊かになる住まいを（3/3）

地元の工務店とともに、富山の住環境をより良く

　同社のメインは、建築流通事業。実際に住宅を建てるのは、日頃からお付き合いのある地元の建築業者約1,000社です。

　「当社は基本的に、資材屋。アウトドアテイストの住宅づくりでも、長くお世話になっている地元の工務店さんと一緒に取り組んでいきたいですね。各工務店さんの特徴を把握しているので、お客さまのご要望に適うご紹介ができ、ご満足いただける住宅を提供できるのではないかと考えています。そんなふうに地元の建築のマッチングもやっていきたいです。B to Bで培った木材への知識や経験、人脈をB to C に生かしながら、B to Bに返していくことで地域の住環境を良くすることを、弊社は目指していますから」

　伊藤さんは、住宅相談窓口にアウトドアショップを併設したハイズKUREHAのマネジャーと、建築資材の販売をメインとする「金沢オフィス」の店長も兼務しています。さらにアーバンアウトドアショップでは、8月21日からアパレルもスタートしました。多忙を極める中にあっても、「弊社は自由度が高く、個性を大事にしてくれるので、のびのびやらせてもらっています」と笑顔で話せるのは、地元の発展・繁栄を願う同社の考えが、モチベーションの源となっているからでしょう。

　「スノーピークを通して、ここに地元のコミュニティを作りたいですね。人が集まることで、いろいろな化学反応が起きるので、それを地元にお返しできる取り組みをしていきたいです」

（取材年月：2021年7月）

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