― いじめ撲滅へ「ピンク・シャツデー」運動 ― を、解説サイト(JIJICO)に掲載中
「うつ病が男性よりも女性に多い理由 - ではどのようにすれば防げるのか」と題する私の解説記事が、
時事解説サイト(JIJICO) に掲載中です。
これは、うつ病についての統計では国の違いを超えて女性は男性の2倍という結果が出ていることに
関し、その明らかな男女差の背景にある要因及び予防策について考察したものです。
その要因についてはいろいろな説明がありますが、一般的には女性ホルモンの影響・出産の影響と
いった女性特有の生理的要因、そして女性がよりストレスを受けやすい社会環境、また男性優位
社会での心理的孤立・無力感、が挙げられています。
その予防策としては、ホルモンや出産といった生理的要因や、男性優位社会といった環境的要因は
簡単には変化は困難と考えられるので、すぐにできる対応策として心理的な「めげにくさ(resilience)」
を強めることを私は述べています。
具体的には、
(1)何はともあれ、困難や失敗に遭いながらも今現にここに存在していること自体に自信を持つ。
(2)積極的に他に「援助・助け」を求める。つまり、問題を自分だけで抱え込まず、いろいろな社会
資源(友達や相談機関など)を積極的に利用する。
さらに詳しく知りたい方は、以下のJIJICOのサイトにアクセスして全文を読んでください。
http://jijico.mbp-japan.com/2016/07/29/articles20837.html
村田 晃(心理学博士 PhD University of Denver USA)
(臨床心理士・富山県スクールカウンセラー)