–「殺してみたかった」の背景にあるもの – について本日(2月7日)掲載
― いじめ撲滅へ「ピンク・シャツデー」運動 ― との私の解説記事が、JIJICO(ジジコ・専門家による
ニュースの解説サイト)に、本日(5月19日)より掲載されました。
ところで、「ピンク・シャツデー」というのをご存知でしたでしょうか。(同じピンクでも、乳がんについての
啓発キャンペーンのピンクリボンとは違うものです。)
「ピンク・シャツデー」の運動は、いじめ撲滅の連帯を示す行動として、2007年にカナダの高校生が
始めた、ピンクのシャツを着る行動が世界的に広まった運動です。
この運動の意義は、社会がいじめを絶対許容しないという姿勢をはっきり行動で示す、ということです。
また、いじめを当事者や学校現場だけの問題とせず、社会全体の問題として捉えようとすることです。
いじめというのは、力関係に差がある場面では何時でもどこでも起き得ることです。いわゆるセクハラ・
パワハラ・アカハラといわれるものは、すべて名前を変えたいじめといえます。
したがって、いじめの問題に対して社会全体で取り組むのは当然の成り行きといえます。
アメリカ心理学会は、いじめについての研究を踏まえ、対策として、違いを受け入れる態度を教育する
こと、複数の社会的な価値観を持つよう指導すること、を挙げています。
私もいじめの根本的な解決は、結局は、他人に迷惑をかけない限りにおいて多様な存在を受け入れる
社会を作り上げていくことだと思います。
詳細は、下記のJIJICOのニュースサイトにアクセスしてください。
http://jijico.mbp-japan.com/2014/05/19/articles9810.html
うつ心理相談センター
心理学博士・臨床心理士 村田 晃