ピアスのご相談が多くなってきました
3月の卒業シーズンになるとピアスをされる方が例年多くなります。
お友達同士でこられる方も多いですが、中にはお母さんとお嬢さんで
ピアスを開けにこられる場合もあり、ファーストピアスをどれにするかと
楽しそうに選んでおられるのがほほえましい感じです。
クリニックではファーストピアスはピアスガンという専用の器具を使って装着します。
個別に滅菌消毒された金属アレルギー対応医療用ピアス(ファーストピアス専用の純チタン製ピアス)を使用します。
痛みはほとんどなく、また出血もなく一瞬で装着は完了しますので結構みなさん
「あれっもう入ったのですか?」といわれます。
ファーストピアスを自分で開けられる方がときどきいらっしゃるようですが、
いれた部分が化膿したり、ピアスが耳に埋もれてしまうトラブルを起こされる方が
多いようです。
ファーストピアスで、軸が短くヘッド(飾り石の部分)の小さすぎるものを使用して、
キャッチ(後ろの留め)を締め付けすぎるとピアスが耳のひふに埋もれてしまう場合があります。
キャッチは軸の先に留めて耳との間に余裕をもたせるようにします。決して押し込まないようにしましょう。
クリニックでのピアスガンを使用したピアシングではキャッチは正しい位置に止まりますので
こうしたトラブルが起こりにくくなっています。
ピアスホールが化膿した場合は抗生物質の飲み薬やぬり薬で治します。
ピアスホールをふさがないよう保存しながらの治療もできます。
金属アレルギーの心配な方はパッチテストもしていますのでご相談下さい。
皮膚科治療のプロ 皮膚科ちえこクリニック 梶澤知恵子
取材記事はこちら http://mbp-japan.com/toyama/chiekocl/