住宅ローン、いくら借りられるではなく、いくらなら返せるか。
将来の金利上昇リスクを回避しようとすると、毎月の住宅ローンの返済額が増えてしまいます。そこで収入を増やすことができれば簡単なのですが、サラリーマンの方は急に収入を増やすのは難しいです。お金を捻出するには固定費の見直しが欠かせません。月々9,000円捻出するだけでも住宅ローンの返済計画は大きく変わります。例えば住宅ローン4,000万円金利が1%で毎月の返済額が約112,000円の場合。家計を見直して月額9,000円捻出し、それを住宅ローン返済に上乗せすると返済期間が3年短縮され、利息が約66万円節約できます。約19,000円なら6年短縮され132万円節約できます。逆に毎月9,000円あれば住宅ローンの借入金額を300万円アップ、約19,000円なら700万円アップすることができます。自分たちの理想の家づくりにより近づくかもしれません。
住宅ローン4,000万円 金利1% 毎月返済額約112,000円
住宅ローンへの上乗せ額 なし 約9,000円 約19,000円 約28,000円 約3,7000円
返済期間 35年 32年 29年 27年 25年
利息の軽減額 約66万円 約132万円 約176万円 約219万円
予算アップ額 300万円 700万円 1,000万円 1,300万円
ではどのようにしてお金を捻出るのか。毎月かかる固定費の具体的な節約方法をご案内するのでぜひ実践してみてください。さらに普段から節約を意識すれば、毎月2~4万円くらい捻出できるのではないでしょうか。
①携帯電話料金
格安スマホに変更します。最近格安スマホはTVCMなどの効果もあり、ずいぶん普及してきましたが、まだまだ大手キャリアの携帯の方は多いです。格安スマホにすればプランにもよりますが、毎月の携帯料金を2,000円前後にすることも可能です。
②車の維持費
普通車から軽自動車に乗り換えると、税金・保険・車検・ガソリンなどの維持費を年間約10万円節約することができます。また購入するマイホームを勤めている会社近くにすれば、自転車通勤が可能になり所有する自動車を減らせるかもしれません。そうすれば自動車の維持費はもちろん、自動車の購入費も節約でき一石二鳥です。
③保険料
自動車保険をインターネット専門の自動車保険で加入します。一般的に大手保険会社の保険料と比べると1~2割くらい安くなります。
生命保険を掛け捨ての割安なものに加入します。積立型の保険といわれる養老保険や終身保険、個人年金などは低金利の時代に加入してもお金はあまり増えません。掛け捨ての保険は積立型と比べると同じ保障内容でも保険料は確実に安くなります。また死亡の保険は逓減型にします。これは子供の成長とともに保障が減少していき、子供が社会人になる頃には保障がなくなります。合理的で保険料が割安です。
④太陽光発電設置
太陽光発電を設置し電気代金を節約します。5kwの太陽光パネルを設置することができれば、年間約5,000kwh発電することができます。この発電した電気をすべて自宅で消費すると年間15万円分の電気代が節約可能です。この太陽光発電を設置するに約150万円の費用がかかり安くはありませんが、投資したお金は10年間で回収できます。
※太陽光パネルの価格は販売店により違います。
※電気の自家消費単価は「くつろぎナイト12の日中の単価です。
※発電量は地域やパネルの向きなどで変わります。
※発電電力量の計算にはNEDO全国日射関連データマップの日射量データ
(1981~2009年までの平均)を用いています。