人生で一番高い買い物は「マイホーム」ではなく「利息」だった

2022年11月30日

テーマ：住宅ローン

コラムカテゴリ：お金・保険

平成3年の住宅ローン金利を知っていますか？これから家づくりをされる方は、まだ生まれていないかもしれないので、この時代のことは知らないかもしれませんね。住宅ローン金利が過去最高を記録した時で、変動金利が8.5%。固定金利で5.5％です。4,000万円の住宅ローンを借りて35年返済にするとどうなるでしょうか。金利が8.5％だと、月々の返済が298,744円で支払う利息は約8,500万円です。金利が5.5％だと月々の返済が214,806円で支払う利息は約5,021万円です。このように借りたお金以上の利息を支払います。この例えは今の状況からするとオーバーな話かもしれませんが、住宅ローンが4,000万円で35年の返済期間の場合、金利が0.1％上がるだけで利息は約78万円増え、0.2％上がるだけで約158万円増えます。さらに1％上がると利息は約828万円増えます。わずかコンマ数パーセント金利が上がるだけで、利息が数十万円増えてしまいます。

住宅ローン　4,000万円　35年返済
金利　　　　　　　1％　　　　　5.5％　　　　　8.5％
毎月の返済額　　　 112,914円　　214,806円　　　　298,744円
支払利息　　　　約742万円　約5,021万円　　　約8,547万円
金利1％との差額　　　　　　　4,279万円　　　 7,805万円

住宅ローン　4,000万円　35年返済
金利　　　　　　　　1％　　　　　1.1％　　　1.2％　　　　2％
支払利息　　　　約742万円　約821万円　　約900万円　約1,565万円
金利1％との差額　　　　　　　 79万円　　　158万円　　　823万円

この記事を書いたプロ

住宅ローン相談のプロ

舘林厚（マネークラッセ(株式会社カルナ)）

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