平成30年4月22日(日)コーチングスクールを開校いたします。
今、大阪市立桜宮高校のバスケットボール部の主将が顧問の体罰を受けた後、自殺したことをきっかけに柔道女子日本代表の園田監督が選手15人から暴力行為の告発を受けた問題等々「体罰」が大きな社会問題になってきている。その後、次々と明るみになってきていることからも多くのスポーツ指導において「体罰」が歴然と行われている現実がある。
今、この体罰問題に対し、議論の中心になっているのは、「体罰は、愛のムチとしてある程度容認してもいいのではないか」とか、「体罰は絶対ダメである」とか、体罰の定義として、「どこまでが体罰なのか」といった点、あるいは、誰が責任をとるのかとか、処罰のあり方についてである。
私は、これからの未来に視点を置いて、「体罰に変わる指導のあり方」をもっと前向きに議論してほしいと願っています。
スポーツ指導者に対する体罰に変わる指導法として私が提案したいのが「コーチングの活用」なのです。
この「コーチングの活用」とは、指導者が選手一人ひとりと会話をしながら育成していくやり方です。
具体的には、選手との会話によって、選手一人ひとりに目標を設定してもらい、その目標の達成に向けて、選手に質問をしながら考えてもらい、選手の中にあるものを引き出していくのです。
このとき、大事なのが、選手個々の違いに注目することです。選手は、皆それぞれ違った特徴を持っています。指導者は、自分のやり方ばかりを押しつけるのではなく、選手の特徴を伸ばしてあげる指導を行うのです。
即ち、選手個々の強みであるとか成功体験に意識を向けてもらい、どういった取り組みがうまくいったのか、そういったことを承認しながら、選手一人ひとりが主体的に行動していくことを促していくのです。
これは、決して、指導者が怒鳴りつけたり、指示して行動させるわけではなく、あくまでも選手の主体性を重要視していきます。
こういった指導者の関わり方によって、選手はモチベーションを高く持ち続けて行動することができ
、必ず、目標達成が実現していきます。
野球、サッカー、バレーボール、バスケットボール等々の団体競技では、上記の会話にプラスして、メンバー全体に質問を投げ掛けながら全員で考えさせるやり方をとっていきます。
これを「グループコーチング」と言います。
コーチングはもともとスポーツ競技からスタートしています。現在もスポーツの世界に存在する「コーチ」(COACH)の語源は、「乗合馬車」からきています。これは、「相手の目標達成をサポートしてあげる」ということなのです。
ぜひ、スポーツ指導者は体罰とか言葉による暴力の指導からコーチングの活用による指導に目を向け、積極的に取り入れてほしいと思います。
コーチングに対するご要望があれば、喜んでサポートいたします。
詳しくはホームページを覗いてみてください。
http://www.adachi-humanresource.com/
あなたのお力になれればうれしいです。
あだち人材育成研究所
生涯学習開発財団認定マスターコーチ
足立 博俊
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