55.【超・実践編】「毎月ゼロからのスタート」を脱却!老舗BtoB企業がサブスクで経営を劇的に安定させた舞台裏
はじめに、こんにちは。株式会社吉和の森の森和吉です。
前回(第116回)は、AIや仕組み化によって現場のルーティンから解放された社長様が、その自由な時間を「異業種視察」「ファン客との雑談」「未来の妄想ミーティング」といった新しい利益を生む「クリエイティブ経営」へ投資する方法についてお話ししました。
さて、117回目のテーマは、これまで学んできた数々のノウハウや最新ツールを、一時のブームやノウハウコレクターで終わらせず、自社の「永遠の強み」として定着させるための「経営理念とAIの融合術」です。
「新しいAIツールやマーケティング手法を試してみるけれど、しばらく経つと立ち消えになってしまう」
「ツールに振り回されて、自社が本来何を目指していたのか(軸)が見えなくなることがある」
そんなお悩みを感じたことはありませんか?
新しい技術や手法を次々と取り入れることは素晴らしい挑戦です。しかし、そこに「自社の変わらない想い(経営理念・人肌感)」という太い軸が通っていないと、ただの流行り物に飛びつくだけで終わってしまい、社内も混乱してしまいます。
今回は、どんなにテクノロジーが進化しても決して軸がブレず、AIを使えば使うほど自社の理念(独自性)が際立っていく「最強の組み合わせ方」をお伝えします。
AIは「自社の理念(思想)」を吹き込むことで真価を発揮する
多くの会社がAI活用で失敗してしまう最大の理由は、AIを「一般的な正解を出す電卓」として使ってしまうことにあります。
標準的な設定のままAIに文章や提案を作らせると、どこかで見たような「綺麗だけど無難で冷たい回答」しか返ってきません。これでは、他社との差別化(第107回)なんて不可能です。
AIという最新のエンジンに、「うちの会社が大切にしているおもてなし」「創業からの想い」「お客様への感謝の姿勢(人肌感)」という『理念のガソリン』を流し込むこと。
これによって初めて、AIは「自社の創業精神を誰よりも深く理解した、最強の右腕(AI参謀)」へと覚醒します。
AIに「自社の理念」を染み込ませる3つのステップ
やり方はとっても簡単です。難しいプロンプトのテクニックはいりません。
1.自社の「理念・大切にしている行動」を箇条書きにする
社訓や理念集がなくても大丈夫です。「お客様の呼び出しにはすぐ駆けつける」「見積書には必ず手書きのひとことを添える」「安売りではなく誠実さで勝負する」といった、日頃の姿勢を5つほど書き出します。
2.AIの初期設定(システムプロンプト・カスタム指示)に登録する
ChatGPTなどのAIツールの設定欄(カスタム指示機能)に、その文章をそのまま貼り付けます。
【設定例】:
「あなたは株式会社〇〇のAI参謀です。当社は『お客様の悩みに泥臭く寄り添う温かい対応(人肌感)』を最優先しています。どんな文章作成や提案を求められた時も、この経営理念と誠実な姿勢をベースにした親身な回答を作成してください」
3.業務で使うたびに「うちの会社らしいか?」をスタッフと確認する
AIが作った下書きを見る際、単に「誤字脱字はないか」を見るのではなく、「これ、うちの会社らしい温かさ(人肌感)が出ているかな?」という視点で確認します。
■ブレない軸(理念)があるから、どんな進化も怖くない
時代が変われば、使われるSNSも、AIのバージョンも、集客のプラットフォームも次々と変わっていきます。
しかし、「自分たちは何のために存在し、誰を幸せにしたいのか」という経営理念(不易)がAIと社内にガッチリ組み込まれていれば、どんなツール(流行)が登場しようとも、迷うことなく軽やかに使いこなすことができます。
- 冷たいテクノロジー(AI):爆速の処理能力とアイデア出し
- 温かい人間味(経営理念):魂、愛、感謝、現場のおもてなし
この2つが完璧に融合したとき、あなたの会社は時代の波に一切左右されず、地域や業界で100年愛され続ける無敵の存在になっていきます。
今回の実践ポイント
- AIを単なる作業ツールにせず、自社の「経営理念・想い」を初期設定で教え込む
- AIが作った成果物を「自社らしい温もり(人肌感)があるか」という軸でチェックする
- 「変わらない想い(理念)」があるからこそ、最新ツールを恐れずに使い倒せると知る
自社の理念や「仕事で一番大切にしている想い」を、ぜひ一度AIに教えてあげてください。
「あ、森さんの会社はそんな素敵な想いを大切にしているんですね!」と、AIが一番の理解者として、あなたの経営を力強くサポートし始めてくれますよ。


