【創業融資】借りれるだけ借りたいはNG?
政策金融公庫とは?創業時に最も頼れる資金調達先の実態を解説
こんにちは!
起業コンサルタント(R)・税理士・行政書士・FPの中野裕哲です。
本日は「政策金融公庫(日本政策金融公庫)」について、創業を目指す方や小規模事業者の方に向けて、やさしく丁寧に解説していきます。
政策金融公庫って何?
ズバリ言います。政策金融公庫とは、政府が100%出資している「中小企業支援のための公的金融機関」です。
一般の銀行とは異なり、創業間もない方や実績のない方にも積極的に融資してくれるのが大きな特徴です。
どんな人が利用できるの?
- これから起業する人(創業予定者)
- 起業して間もない人(原則として創業2年以内)
- 小規模事業者や個人事業主
- 資金繰りに困っているが将来性のある事業者
創業融資の種類
公庫の中でも、創業時に使える代表的な制度は以下の通りです。
| 融資制度 | 特徴 | 上限額・条件 |
|---|---|---|
| 新規開業・スタートアップ支援資金 | 担保・保証人なしで利用可能 | 最大7,200万円(うち運転資金4,800万円) |
| 女性、若者/シニア起業家支援資金 | 年齢や性別による特例あり | 条件により優遇あり |
| 生活衛生貸付 | 飲食・理美容など対象業種向け | 業種限定の特別制度 |
借入までの流れ
- 融資相談(面談予約)
- 必要書類の準備(事業計画書・見積書など)
- 面談・審査
- 融資決定(最短で約2〜3週間)
- 契約・入金
審査のポイント
- 事業計画書に現実性があるか
- 自己資金はどれだけ準備しているか
- 過去の信用情報(延滞歴など)は問題ないか
- 面談での説明力・熱意
自己資金ゼロでも借りられる?
制度上は自己資金要件はありません。
しかし実際には自己資金の1/3程度を準備しておくと安心です。
それ以下でも通ることがありますが、重要なのは事業計画の説得力と熱意あるプレゼンです。
実例紹介:創業融資300万円に成功したケース
30代女性Cさんは、カフェ開業のために公庫へ相談。
自己資金は50万円と少なめでしたが、開業立地の優位性やターゲット層を詳細に分析した事業計画書を武器に、
結果として300万円の融資を獲得しました。
公庫の融資を受けるメリット
- 金利が比較的低い(1%後半〜2%台)
- 返済期間が長い(最大20年など)
- 担保・保証人が不要な制度もある
- 開業直後でも利用できる
注意すべき点
- 手続きに時間がかかる
- 審査は意外と厳格
- 「熱意」と「実行力」が伝わらないと通らない
【無料相談のご案内】
弊社では、中野裕哲を中心とした所属専門家チーム(起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、社会保険労務士、行政書士、司法書士、中小企業診断士、FP、元日本政策金融公庫支店長、元経済産業省系補助金審査員など)が一丸となって、幅広い起業支援・経営支援を行っております。
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